BIGLOBE SIM、動画/音楽配信サービスの通信量をカウントしない「エンタメフリー・オプション」:月額480円から
ビッグローブが、BIGLOBE SIMの利用者向けに、動画と音楽サービスの通信量をカウントしない「エンタメフリー・オプション」を11月から提供する。料金は月額480円または980円。6GB以上のプランを契約している人が対象。
ビッグローブは10月24日、MVNOサービス「BIGLOBE SIM」の利用者を対象に、特定の動画/音楽サービスの通信量をカウントしない「エンタメフリー・オプション」を発表。11月1日から提供する。料金はいずれも税別。
対象となるのは月間6GB以上のデータ容量プラン(ライトSプランか12ギガプラン)。料金は、音声SIMが1枚あたり月額480円、データSIMが1枚あたり月額980円。対象サービスは、動画配信サービスが「Abema TV」と「YouTube」、音楽配信サービスが「Google Play Music」と「Apple Music」で、今後拡大していく予定。
なお、動画配信サービスは、最大360pの画質に最適化され、時間帯によっては240pに落ちる場合がある。画質最適化はユーザーが手動でオン/オフにもでき、オフにすると通信量がカウントされる代わりに、720pや1080pなどより高い画質で視聴できる。Wi-Fi接続時はそもそもSIMの通信量がカウントされないため、画質最適化がオンでも、もとの高画質の状態で視聴できる。
サービスが開始する11月は1万件限定の提供となるため、10月24日から31日までWebサイトで優先申込を受け付ける。期間内にメールアドレスを登録すると、販売予定数(1万)を超えても優先的に申し込める。12月以降の対象ユーザー数は検討中。
これまで、LINE、Twitter、FacebookなどのSNSや「ポケモンGO」などゲームの通信量をカウントしないサービスは提供されているが、より消費データ量の多い動画や音楽のサービスを対象としたカウントフリーは日本では初めて。ビッグローブは「動画・音楽視聴を定額化することで、大容量かつ高額なプランを契約しなくても、エンタメサービスを好きなだけ利用できる」と狙いを説明している。
基本情報から価格比較まで――格安SIMの情報はここでチェック!→「SIM LABO」
関連記事
LINEモバイル1GB/月500円から カウントフリーや年齢認証にも対応
LINEは、新たに参入するMVNO事業「LINEモバイル」のサービス詳細を発表した。1GB/月500円からの料金で、LINEのデータ通信量がカウントフリーとなる「LINEフリー」などのプランを提供する。FREETEL、Pokemon GOの通信料0円サービスを9月7日に開始
プラスワン・マーケティングが、Pokemon GOの「パケット通信料0円サービス」を9月7日に開始した。位置情報ゲーム「Pokemon GO」の通信量がカウントされない。新規・既存のFREETEL SIMユーザーが対象となる。FREETEL SIMが「Instagram」など4サービスの通信を無料化 12月予定
FREETEL SIMのパケット無料サービスに、「Twitter」「Facebook」「Messenger」「Instagram」の4サービスが加わる。ただし、従来の無料サービスと異なり、一定の条件を満たすユーザーを対象とするので注意が必要だ。「ポケモンGO」便乗ラッシュ? MVNO同士の協業も――2016年6月・7月データ通信編
2016年からはその淘汰(とうた)が始まると指摘されているMVNO。それを見越してか、MVNO同士が販売面で提携する動きが出てきた。また、日本でも配信が始まった「ポケモンGO」にあやかろうとするMVNOも見られた。カウントフリー機能が契約の“ひと押し”に――シェア1位を維持する「OCN モバイル ONE」
MVNO市場でシェア1位の「OCN モバイル ONE」を展開しているNTTコミュニケーションズが、差別化を図る新たな一手として「カウントフリー機能」を提供する。この新機能を含む最近の取り組みについて聞いた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.