iPhoneの容量不足を解決するテクニック10選(2/2 ページ)
iPhoneを使い続けていると、いつの間にか容量がいっぱいになってしまう。快適に使うには定期的なデータの整理が必要だ。iPhoneユーザーが知っておきたい、10の“データ断捨離術”を紹介しよう。
【中級~上級編】PCやクラウドサービスを活用する
6.写真や動画をPCに保存する
iPhoneのストレージを特に圧迫するのが写真と動画だ。古いデータはPCに保存して、iPhoneからは削除するのも1つの手だ。
Windows 10の場合は、LightningケーブルでPCとiPhoneを接続し、画面左下の「スタート」を右クリック→「エクスプローラー」→「PC」の順にクリック。続いて、iPhoneを右クリックし、「画像とビデオのインポート」を選択する。
「すべての新しい項目のインポート」を選択し、「インポート」を選択すると、写真と動画がPCにインポートされる。保存先を指定していない場合は、「PC」の「ピクチャ」に写真が保存されるので確認しよう。インポートを終えた写真は、PCかiPhone上で削除してしまおう。
7.写真はクラウドサービスに保存するのもおすすめ
iPhoneの写真は、Appleのクラウドサービス「iCloud」上に保存できるが、無料で利用できるのは5GBまで。それ以上使うには、50GB 月130円、200GB 月400円、1TB 月1300円、2TB 月2500円と有料(いずれも税込)になる。無料で5GB以上ストレージを拡張したければ、「Googleフォト」や「Amazonプライム・フォト」などをおすすめしたい。
「Googleフォト」は、元のサイズで保存すると、Gmail、Googleドライブと合わせて15GBの容量が利用できるが、写真を圧縮して保存する「高品質モード」なら保存容量は無制限。印刷するには少しサイズは小さくなるものの、スマホやPC上で見るのであれば十分。
それに対し、「Amazonプライム・フォト」は、Amazonプライム会員であれば、画像ファイルは容量無制限で、なおかつ元のサイズでのデータ保存が可能。Amazonプライム会員は年額3900円(税込)の年会費が必要だが、すでに加入している人であれば使わない手はない。
8.「マイフォトストリーム」をオフにする
iCloudには、「マイフォトストリーム」という機能がある。これは、Wi-Fi接続時に写真をiCloud上にアップロードして、同じApple IDでログインしているデバイス上にそれらの写真をダウンロードする機能だ。
iCloudの容量は消費しないものの、iPadやMac上の写真がiPhoneに自動でダウンロードされてしまうので、端末の容量を圧迫してしまう。必要に応じてオフにしよう。
9.音楽データは「iTunes Match」を活用
音楽データをiPhoneに保存して音楽を聴く習慣があるなら、「iTunes Match」を利用して音楽データによるストレージの消費を抑えるのもアリ。iTunes MatchはAppleが提供する音楽専用のクラウドサービスで、聴きたい曲はiCloudからストリーミング再生で楽しめ、iPhoneにはダウンロードした楽曲だけが保存される。
iTunes Matchは最大10万曲までアップロード可能で、利用には年間3980円(税込)が必要だ。ストリーミング再生する際はデータ通信が発生するので、できるだけWi-Fi環境での利用がおすすめだ。
10.外付けメモリで容量を増やす
クラウドサービスを使わずにiPhoneのストレージ容量を増やすなら、外付けのメモリを導入しよう。iPhoneのLightningコネクターに直接挿して使えるタイプの外付けメモリは、サンディスクの「iXpand フラッシュドライブ」やサンワサプライの「iStick」など、さまざまなメーカーから登場している。
Amazon.co.jpでの価格(税込)は、iXpand フラッシュドライブが16GB 4951円、32GB 5900円、64GB 6641円、iStickは8GB 4480円、32GB 5480円、64GB 6980円。決して安くはないが、収納式のUSBコネクターも搭載するため、PCとのデータのやりとりがしやすく、データの保存方法などもシンプルで分かりやすい。
PC並みのストレージを持つようになったiPhoneだが、そのぶんアプリや写真・動画のデータ量もどんどん大きくなっている。不要なデータを小まめに削除することが、iPhoneを快適に長く使うポイントといえる。
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