ニュース
「Lineage OS」(CyanogenModのフォーク)正式ビルド、公開へ
CyanogeModコミュニティーがCyanogenModのフォークとして立ち上げた「Lineage OS」の正式版が公開される。Andrroid 6.0および7.0搭載端末にインストール可能だ。
CyanogenModのコミュニティーが立ち上げたプロジェクト「LineageOS Project」は1月20日(米国時間)、CyanogenModのフォーク「Lineage OS」の正式版を公開すると発表した(本稿執筆現在、ダウンロードサイトはまだ「Coming soon」になっている)。
同OSは、「Android 6.0 Marshmallow」および「Android 7.0 Nougat」搭載可能な端末で稼働するという。80以上の端末で稼働が確認できており、近いうちにそのリストを公開するとしている。
Lineage OSのリリース候補版(RC)は今後、毎週公開していく計画。CyanogeModと異なり、Lineage OSは初期設定ではルートを許可しない。ルートをとりたいユーザーのために、別途ルート込みのファイルもダウンロード可能にする見込みだ。
advertisement
インストール方法などについては、公式ブログを参照されたい。
CyanogenModは、Androidベースのオープンソースファームウェアディストリビューション。同OSを手掛けてきた米Cyanogenが2016年12月にサービス終了を発表したことを受け、コミュニティーがCyanogenModのフォークとしてLineage OSを立ち上げた。
関連キーワード
Cyanogen | OS | CyanogenMod | Lineage OS | オープンソースコミュニティ | Android 7.0 Nougat | Android 6.0 Marshmallow
関連記事
Cyanogen、「Cyanogen OS」を含むすべてのサービスを終了へ 「CyanogenMod」は「Lineage」に
Androidベースのオープンソースファームウェアディストリビューション「CyanogenMod」とその商用版「Cyanogen OS」を手掛けるCyanogenが、Cyanogen関連のすべてのサービスを12月31日までに終了すると発表した。それを受け、オープンソースコミュニティーはCyanogenModの「Lineage OS」へのフォークを発表した。Androidアプリの「Cyanogen OS」移植ツール「MOD」発表 SkypeやCortanaが対応
Cyanogenが、AndroidアプリをCyanogen OSで使えるようにするためのモバイルプラットフォーム「MOD」を発表した。Microsoftが「Skype」「Cortana」「OneNote」などの“mods”を開発済みだ。来月リリースの「Cyanogen OS 13」で利用可能になる。AndroidフォークのCyanogen、Microsoftとの戦略的提携を発表
“オープンなOS”を標榜するAndroidフォーク企業CyanogenがMicrosoftとの提携を発表。MicrosoftはCyanogen OS向けOfficeやOneDriveを提供する。オープンソースOS「CyanogenMod」搭載モデルの「Oppo N1」が限定発売
Androidベースで柔軟な機能を提供するファームウェア「CyanogenMod」がプリインストールされたハイエンド端末「OPPO N1 CyanogenMod Limited Edition」がOppoのオンラインストアで発売された。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.