MVNO認知率は83.8% 総合満足度は「BIGLOBE SIM」がトップ MM総研調べ
MM総研は、国内MVNOの利用状況に関する調査結果を発表。MVNO認知率は83.8%、利用率は約15%で、総合満足度トップは「BIGLOBE SIM」となった。
MM総研は、3月23日に国内MVNOの利用状況に関する調査結果を発表した。インターネットユーザー3万9631人へ行ったWebアンケートをもとに音声通話対応SIMを利用していると答えた1799人の回答結果を取りまとめたもの。調査期間は3月3日~3月5日。
インターネットユーザーへMVNOについて質問したところ、認知知率は83.8%、利用率は14.9%だった。音声通話対応のMVNO利用者に購入後の満足度を質問したところ、総合満足度は「BIGLOBE SIM」がトップとなった。評価ポイントは10項目5段階、「大変満足」=100、「やや満足」=75、「どちらでもない」=50、「やや不満」=25、「不満」=0 で算出している。
現在利用しているMVNOの他人への推奨意向は「勧めたい」が68.2%、「勧めたくない」が5.7%。定額制が主流となっているデータ通信について従量課金へのニーズを聞いたところ「利用したい(すでに利用している)」「やや利用したい」の合計は50.8%と過半数に達した。現在、従量制のプランは「FREETEL」や「エキサイトモバイル」などで提供されている。
MVNOを認知しつつ利用していない理由は「申し込みが面倒」(16.3%)、「サポートに不安がある」(15.1%)、「通信品質に不安がある」(14.6%)が上位となった一方、MVNO利用者に「MNO(大手キャリアなど)と比較したらどうか」という質問をしたところ「価格が高くても大手キャリアの方がよかった」と回答したユーザーは全項目で5%未満にとどまっている。
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