2023年にはスマホ契約の30%がサブブランド+MVNOに シード・プランニング調べ
シード・プランニングは、国内携帯電話の将来動向に関する調査結果を発表した。国内携帯電話契約数は2018年3月末で1億7131万となり、2023年には2億2000万と予測。IoT・M2Mモジュールは大幅増加し、サブブランド・MVNOの契約比率は2023年に30%と予測している。
シード・プランニングは、8月3日に国内携帯電話の将来動向に関する調査結果を発表した。
国内携帯電話契約数は2018年3月末で1億7131万となり、人口比は約135%前後に到達。2023年には2017年比4800万契約増となる約2億2000万契約になると予測する。
スマートフォンの2017年度契約数は9417万契約となり、前年度から380万契約増加。2018年度は1億契約を超えると予測する。一方、フィーチャーフォンの2017年度契約数は2439万契約と、前年度と比べ25%減少。フィーチャーフォンからスマートフォンへの移行は毎年25%進み、2020年度までに終了すると予測。PHSもこの期間に終息すると予測している。
IoT・M2Mモジュールの2017年度契約数は2074万契約。 あらゆるものへの組み込みが想定され、特に自動車、セキュリティ監視、遠隔監視、機械監視、ロボット、ドローン等の追跡管理、スマートシティー、ホームICTなどが注目市場となっている。2018年度以降は年率平均18%~20%程度増加し、2023年には2017年比約3倍の6000万契約を超えると予測する。
スマートフォンの契約先に対するキャリアのサブブランド・MVNOへの移行は徐々に進み、2023年にはスマートフォン契約の30%がサブブランドかMVNOになると予測する。
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