10代の視聴率は9割超――スマホの動画視聴率は70.6% 63.7%が「画質に満足」 MMD研究所調べ
MMD研究所が「2018年11月 動画配信サービスの利用と通信キャリア選択における調査」における動画視聴と通信に焦点を当てた調査結果を公表。スマホの動画視聴率は70.6%で、10代の視聴率は9割超となり、スマホユーザーの63.7%が「動画閲覧時の画質に満足」、60.0%が「通信速度に満足」と回答している。
MMD研究所は12月20日、「2018年11月 動画配信サービスの利用と通信キャリア選択における調査」での動画視聴と通信に焦点を当てた結果について発表した。調査対象はスマートフォンを所有している15~69歳の男女1万人で、ウェイトバック集計を行っている。
スマートフォンでの動画視聴状況について聞いたところ、動画を視聴しているのは70.6%、動画を視聴していないのは29.4%に。年代別で最も高いのは10代の90.6%、次いで20代で79.5%となる。
スマートフォンで動画を視聴していると回答した7059人に1日当たりの動画視聴時間を聞いたところ、全体では「7時間以上」が2.0%、「5~7時間未満」が1.8%、「3~5時間未満」が5.2%、「1~3時間未満」が20.9%、「30分~1時間未満」が18.8%、「30分未満」が51.3%。全年代で最も視聴率が高かった10代の視聴時間を見ると「7時時間以上」が3.3%、「5~7時間未満」が4.0%、「3~5時間未満」が12.8%、「1~3時間未満」が41.7%、「30分~1時間未満」が21.0%、「30分未満」が17.4%となり、10代の6割以上が1日1時間以上を動画を視聴していることが分かった。
契約している通信プラン容量と実際に利用している通信容量を聞いたところ、契約している通信プラン容量が3GB以下は35.2%で、20GB以上は18.3%となった一方、実際に利用している通信容量が3GB以下は46.8%、20GB以上は8.7%。また、契約している通信プランが「わからない」は14.8%、実際に利用している通信容量が「わからない」は17.3%となった。
スマートフォンの利用に関して感じていることで「とても当てはまる」「やや当てはまる」を足した上位は、「動画閲覧時の画質に満足している」の63.7%、「インターネット閲覧時の通信速度に満足している」の60.0%、「動画閲覧時の通信速度に満足している」の58.4%。「とても当てはまる」のみの場合は「通信会社を乗り換えることに抵抗がある」が18.8%、「契約通信容量を節約している」が17.2%、「動画閲覧時の画質に満足している」・「インターネット閲覧時の通信速度に満足している」が12.4%となる。
各通信事業者が展開しているエンタメ系プランに「興味がある」と回答したユーザーへ、プランの詳細(一例)を提示した上で乗り換え意向について聞いた。このうち「今すぐにでも乗り換え/プラン変更を検討する」と答えた割合が最も高かったのは「BIGLOBEモバイル」の9.8%、次いで「ソフトバンク」の8.5%、「au」の7.5%となった。
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