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3万円台のミッドレンジスマホ「OPPO A73」「AQUOS sense4」「moto g PRO」のカメラ性能を徹底比較荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/4 ページ)

3万円台で買えるミドルクラススマホ「OPPO A73」「AQUOS sense4」「moto g PRO」のカメラ性能を徹底比較してみた。すると面白い結果が。

 お次は料理に行くか、ってことでちょいと奮発して肉。どれも料理と認識した写りだ。


OPPO A73。大変赤くて肉々しい写り。料理ということでちょっと暖色系に振り(だから皿が真っ白じゃない)、彩度を上げている

AQUOS sense4。色温度が低い照明下だったけど、皿は白く、全体に明るめに写していて肉もリアルに旨そう。料理自動認識の老舗だけある

moto g PRO。これは料理と認識する前の写り。照明の雰囲気を残したホワイトバランス。ナチュラルだけどちょっと暗いかな

 面白いのがmoto g PRO。極めてナチュラルで良いのだが、カメラを向けて少したつと料理だと認識して「ショット最適化」のスイッチが入るのである。

 そしたら「え?」なことに。

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料理と認識してショット最適化のスイッチが入った途端、こんな色に

 仕様なのかなんなのか、多分、ホワイトバランスが太陽光固定になり、夜の暖色系の照明と乖離(かいり)が起きてこんな色になっちゃった模様だが、なぜそうなるのかはちょっと謎(他の場所で料理を撮ったときもこの傾向があった)。

 まあ、あれ? と思ったらその場でオフにすればいい。

 続いて夜。イルミネーションのツリーは明るいので夜景モードいらず。AQUOS sense4がすごくHDRが効いていて白飛びしていないのはさすがだ。


OPPO A73。ほどよく華やかでキレイな写り

AQUOS sense4。これはすごい。HDRがしっかり効いていて黄色い星の飾りが白飛びしないで、中のLEDの場所までちゃんと分かる。全体に素晴らしい写り

moto g PRO。ショット最適化が働いて「ホリデーライト」になったのでそれで撮影。普通に良い写り

 さらに暗い夜は夜景モードの出番。

 OPPO A73は「夜景」、moto g Proは「ナイトビジョン」、AQUOS sense4はオートのままで夜景モードになる感じだ。

 夜景として雰囲気がいいのはmoto g PRO。AQUOS sense4は頑張りすぎちゃった感じ。


OPPO A73。何か空の色が幻想的。かなり暗い場所だがしっかり夜景モードが仕事している

AQUOS sense4。夜景機能が仕事しすぎ。いくら何でもここまで明るくしなくても良かったんじゃなかろうか

moto g PRO。色的にはこれが一番近い感じがする。ディテールはモヤッとしているけど

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