トップ10

2021年を振り返る(1月編):大手キャリア(サブブランド含む)の新プランが気になる新年Mobile Monthly Top10

1年間でよく読まれた記事を月単位で振り返る「Mobile Monthly Top10」が始まります。2021年1月は、前月(2020年12月)の“余波”を受けて、大手キャリアの料金プランに関する記事がとても良く読まれました。


Y!mobileは5G対応に合わせてプランの名称を分かりやすく整理

UQ mobileもY!mobile対抗の料金プランとして「くりこしプラン」を用意しましたが、5G対応の「くりこしプラン +5G」に置き換えられる形で新規申し込みの受付を終了している

 2020年12月、NTTドコモのオンライン専用プラン「ahamo(アハモ)」が非常に注目を集めました。その発表直後、au(KDDIと沖縄セルラー電話)は「Amazonプライム」が付帯する料金プランを発表して“炎上”したことは記憶に新しい……と思いきや、感覚的には結構「昔」であるようにも感じてしまいます。

 その流れを受けて、2021年1月は、大手キャリアの料金プランに関する記事に大きな注目が集まりました。アクセス数のトップ10に入った記事は特に多く読まれた記事ですが、1位のY!mobileとUQ mobileの料金を比べた記事は本当によく読まれました。

 大手キャリアの格安(サブ)ブランドということもあり、Y!mobileとUQ mobileは互いを意識しています。ただ、プランの詳細をよく見てみると細かい違いがあります。その違いをよく知りたいという人がこの記事をよく読んだものと思われます。


KDDIと沖縄セルラー電話が発表した「povo(1.0)」は思った以上に衝撃的でした

 利用料金という観点では、KDDIと沖縄セルラー電話が繰り出した「povo(ポヴォ)」も非常にインパクトが大きかったように思います。

 povo(現在は「povo1.0」)は「月間20GBのオンライン専用プラン」という点においてahamoやソフトバンクの「SoftBank on LINE(後のLINEMO)」と同様ですが、追加容量や24時間のデータ使い放題などが「トッピング」で利用できることが他にない特徴です。

 前月の炎上がウソだったかのように、povoは非常に好評をもって受け入れられました。トッピングという考え方が、まさしく“今どき”にふさわしかったからでしょう。

 1月は、スマートフォン本体を比較する記事もよく読まれました。

 ハイエンドスマホが高価格化の一途をたどる中で、比較的手頃なミドルレンジスマホに注目が集まるようになりつつあります。しかし最新技術のショーケースとしてのハイエンドスマホの価値は衰えることはありません。ハイエンドスマホの比較記事やレビュー記事がよく読まれることも、その証左だと思います。

 ハイエンドスマホはハイエンドスマホで価値を突き詰めていき、ミドルレンジスマホはコストパフォーマンスの「権化」となっていく――そんな予感を抱かせてくれました。

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