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2021年を振り返る(5月編):スマホの新機種よりドコモの“固定代替サービス”に注目が集まるMobile Monthly Top10

ITmedia Mobileのアクセスランキングをチェックしながら2021年のトピックを振り返る企画。5月も4月に続き、スマホ決済キャンペーンのまとめ記事が1位となりました。ドコモの夏モデル発表で話題を集めたのは、固定回線の代替サービスとして提供する「home 5G」でした。

 5月も4月に続き、スマホ決済キャンペーンのまとめ記事が1位となりました。3キャリア陣営のPayPay、d払い、au PAYだけでなく、楽天ペイやJCB(QUICPay)、J-Coin Payなども高還元率のキャンペーンを実施していました。2021年12月現在も決済関連のキャンペーンは充実しており、2022年もこの勢いは続きそうです。

 5月19日にはNTTドコモが夏商戦向けの新サービスや新機種を発表しましたが、中でも話題を集めたのは、固定回線の代替サービスとして提供する「home 5G」でした。3位に関連記事がランクインしており、スマホ新機種の記事よりもよく読まれました。ホームルーターをコンセントに挿すだけで固定通信の環境が整うサービスは、ソフトバンクの「SoftBank Air」がおなじみでしたが、そこにドコモも参戦した形です。コロナ禍で在宅時間が増えたことで、固定通信の環境を見直したい、新たに固定通信を導入したいと考えているユーザーに響いたといえます。5Gのエリアが拡大することで、固定回線代替サービスはますます注目を集めそうです。


月額4950円(税込み)、無制限でデータ通信を利用できるドコモの「home 5G」

 スマートフォンの新機種では、正式発表されたソニーの「Xperia 1 III」とシャープの「AQUOS R6」に関する記事が、それぞれ4位と9位にランクインしています。Xperia 1 IIIは可変式望遠レンズを、AQUOS R6は1型センサーのカメラを搭載するなど、カメラ機能の進化で話題を集めました。まさに2021年を代表するフラグシップモデルといえます。


ライカとコラボし、1型センサーのカメラと搭載した「AQUOS R6」

 6位には「OCN モバイル ONE」の新料金プランに関するインタビュー記事がランクインしました。大手キャリアの値下げやオンライン専用プランに対抗すべく、2021年前半MVNOの多くも料金プランの値下げや新料金プランを発表しました。OCN モバイル ONEも4月1日に値下げをし、月額770円(税込み)で1GBからという料金体系になりました。10月にはドコモの「エコノミーMVNO」にも参画し、月額550円(税込み)で0.5GBという低容量のプランを追加。MVNO事業は2022年7月にNTTレゾナントに移管し、レゾナントはドコモの完全子会社となります。今後、OCN モバイル ONEの扱いがどのようになるのかは気になるところです。

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