スマホデビュー最多は小学6年生、低年齢化が進む MMD調査
MMD研究所は、2月4日に「2022年1月初めてスマートフォンを持つ子どもと親のスマートフォン意識調査」の結果を発表。小中高のスマホデビューは小学生が51.6%で最多となり、低年齢化の傾向にある。
MMD研究所は、2月4日に「2022年1月初めてスマートフォンを持つ子どもと親のスマートフォン意識調査」の結果を発表した。対象は事前調査から抽出した2021年以降に初めてスマートフォンを持った子がいる親1000人で、調査期間は1月21日~1月24日。
事前調査として、2021年以降に子どもに初めてスマートフォンを持たせた20歳~59歳の親1888人へ、子どもに初めてスマートフォンを持たせた学年を聞いた。最も多かった回答は「小学6年生」の14.2%で、「中学3年生」が11.2%、「中学1年生」が11.1%となり、小中高別でまとめると「小学生」が51.6%、「中学生」が28.5%、「高校生」が12.4%となり、2019年と比較すると低年齢化していることが分かった。
2021年以降に子どもに初めてスマートフォンを持たせた親1000人へ、子どもにスマートフォンを持たせても良いと思った理由を複数回答で聞いた。「子どもがスマートフォンを持ちたいと言い出したから」が23.8%と最も多く、次いで「周りの子どもがスマートフォンを持つようになったから」が21.7%、「親子間でLINEなどを使いたいと思ったから」が18.2%となった。小中高別では、小学生は「子どもがスマートフォンを持ちたいと言い出したから」が22.2%、中学生は「子どもがスマートフォンを持ちたいと言い出したから」が28.4%、高校生は「子どもが学校に入学するから」が40.6%となる。
子どもとスマートフォンを利用する上でのルール決めについて、「ルールを決めている」が78.4%、「ルールを決めていない」が21.6%に。定めたルール(複数回答)で最も多かったのが「アプリ内課金やアプリのダウンロードに関するルール」で36.6%、次いで「スマートフォンを利用する時間に関するルール」が36.4%、「使用できるアプリや閲覧できるサイトに関するルール」が29.3%だった。
小中高別では、小学生が「スマートフォンを利用する時間に関するルール」が32.1%、中学生が「スマートフォンを利用する時間に関するルール」が50.9%、高校生が「アプリ内課金やアプリのダウンロードに関するルール」が40.5%となった。
子どもにスマートフォンの使用を許可している時間で最も多かったのが「1時間~2時間未満」で28.4%。2021年以降に初めてスマートフォンを使用した子どもの使用時間で最も多かったのが「1時間~2時間未満」が27.1%だった。
子どもにお小遣いを渡すときの手段は「現金」が64.3%と最も多く、次いで「現金とキャッシュレスの併用」が10.4%、「キャッシュレス」が9.1%。キャッシュレスについては「利用したい」「やや利用したい」を合わせて40.3%が利用意向を示した。
キャッシュレスを利用している親へ複数回答で理由を聞いたところ「キャッシュレスに慣れさせたい」が26.2%と最も多く、次いで「利用状況や履歴が管理できる」「ポイント還元があり、お得だから」が25.1%、「現金を落とす/なくす心配がない」が23.6%となった。
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