ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2022年5月5日から2022年5月11日までの7日間について集計し、まとめました。
今回の集計期間のおけるアクセス数の1位は、PayPayカードが提供する「PayPayあと払い」と「PayPayカード」の違いについて解説した記事でした。両サービスの違いについてよく分かっていない人も多いようで、それを知りたいがために読みに来る人が多かったことが伺えます。
その名の通り、PayPayあと払いはスマートフォン決済サービス「PayPay(ペイペイ)」で使える後払いサービスです。PayPayアプリから申し込みが可能で、決済金額に対して「PayPayポイント」もたまります。申し込みにはクレジットカードと同様の審査が必要で(最短で7分で完了)、審査が完了するとサービスを利用できるようになります。
一方で、PayPayカードはれっきとした“クレジットカード”です。ルーツをたどると、楽天カードが発行する「楽天カード」と同じだったりします(興味のある人は調べてみてください)。現在はリアルカードに加えてバーチャルカード(カード媒体を発行せずに、オンライン決済やスマホ決済でのみ利用できるカード)も発行可能で、決済ブランドはVisa、Mastercard、JCBの3つから選べるようになっています(バーチャルカードのみ発行する場合はJCBブランドのみとなります)。
両サービスの関係ですが、PayPayあと払いを新規に申し込む場合はPayPayカードを同時に申し込めるようになっています。一方で、PayPayカードを既に持っている人はPayPayあと払いを申し込むことで利用代金を一緒に(合算で)支払えるようになります。ある意味で、PayPayあと払いはPayPayカードへの“誘導策”になっているわけです。
この連携に伴い、PayPayカード(旧「ヤフーカード」を含む)は2022年2月28日からPayPayにおける「支払い用クレジットカード」として登録できなくなりました。PayPayカードユーザーがPayPayにおいてクレジットカードでの決済をしたい場合は、PayPayあと払いを申し込む必要があります。ただし、同日以前に登録を行ったユーザーは、PayPayあと払いを申し込まない限りにおいて引き続き支払い用クレジットカードとして利用できます。
携帯電話キャリア(とその子会社や関連会社)が手がけるスマホ決済サービスは、クレジットカードとの“連携”が鍵になってきた印象があります。いくらスマホ決済とはいえ、オンライン決済を含めて海外で使うことを考えるとクレジットカードがないとつらいですし、クレジットカードとして使えるようにしておけば直接の加盟店でなくても決済に使えます。今後、いろいろな「メディア」を使った囲い込みは激しさを増していくのでしょうか……?
- 事前チャージ不要の「PayPayあと払い」と「PayPayカード」はどちらがお得?
「PayPayあと払い」では、事前のチャージ不要で「PayPay」の支払いができ、利用した金額は翌月にまとめて登録している口座から引き落とされる。一方、PayPayカードは、年会費永年無料で利用できるクレジットカード。PayPayあと払いとPayPayカードは翌月にまとめ払いできることやPayPayポイントがたまるところ、審査が必要な点などを考えると、よく似たサービスといえる。
- 今、あえて「イヤフォンジャック」付きのスマホを選ぶべき理由
近年ではイヤフォンジャックのないスマートフォンが多く販売されている。一方で、XperiaやROG Phone 5など、イヤフォンジャックを備えたスマートフォンもある。有線イヤフォンを使うメリットは、高音質や長時間再生、動画やゲームなどでの音声遅延を抑えられることが挙げられる。
- シャープが「AQUOS R7」を発表 刷新した1型センサーカメラ搭載、AFが高速に
シャープが5月9日、スマートフォンAQUOSの新モデル「AQUOS R7」を発表。2022年7月以降に発売する。ライカと共同開発した1型センサーのカメラは、AFが高速になり、ポートレートモードも刷新した。5G通信機能も拡張しており、Sub-6とミリ波の周波数を束ねてさらに高速化を図るDual Connectivityに対応した。
- iPhoneのストレージが足りないときに空き容量を確保する方法
iPhoneのストレージ容量がいっぱいになってしまうと、アプリのインストールや写真・動画の撮影ができなくなることがあります。そんなときはアプリや写真など、余分なデータを削除すると、空き容量を確保できます。「設定」アプリで今の容量を確認し、不要なものがないかチェックしていきましょう。
- Appleの「セルフサービス修理プログラム」、日本での提供が難しい理由
2022年4月27日(現地時間)、Appleの「セルフサービス修理」プログラムの提供が、米国で始まりました。純正部品を購入すれば壊れたiPhoneの修理をユーザー自身で行えるという内容です。日本での展開も期待したいところですが、残念ながら日本ではやや事情が異なります。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.