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今後の「Xperia」はどうなる?Mobile Weekly Top10

ソニーのスマートフォン「Xperia」が好調です。エントリーモデルの好調さとハイエンドモデルの機能面の強みの両方がうまくかみ合った結果ですが、今後もこの好循環を保てるかどうかが今後の“鍵”となりそうです。

 ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2022年8月4日から2022年8月10日までの7日間について集計し、まとめました。


ハイエンド端末で培った技術やノウハウをミドルレンジ以下のモデルに展開するのがXperiaの戦略(写真はXperia 1 IV SO-51C)

 アクセス数の1位は、ソニーのモバイルコミュニケーション事業本部の濱口努事業部長へのインタビュー記事でした。これからの「Xperia」の行方が気になる人が多かったようです。

 インタビュー記事にもある通り、最近はソニーのスマートフォン(Xperia)のシェアは拡大傾向にあります。その原動力は手頃なエントリーモデル「Xperia Aceシリーズ」ですが、ハイエンドの「Xperia 1シリーズ」や「Xperia 5シリーズ」がブランドイメージをけん引し、その機能を一部取り入れたミドルレンジの「Xperia 10シリーズ」も好評を博するという好循環を作り出せているように思います。

 ソニーには、一眼デジタルカメラの「α(アルファ)」、デジタルTVの「BRAVIA(ブラビア)」、ゲーム機「PlayStation(プレイステーション)」といった競争力のあるブランドと背景技術を持っています。その技術を生かしたハイエンドモデルを開発し、それをミドルレンジモデルに展開し、さらにエントリーモデルにも波及させる――このサイクルをうまく循環させられるかどうかが、今後のXperiaの“鍵”を握っているともいえます。

 ただし、回りを見るとライバルもそれぞれの“強み”を武器に攻勢を強めています。数年後のXperiaはどうなっているのでしょうか……?

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