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スマホ動画で通報の「Live118」、海上保安庁が運用 現場状況をリアルタイムに伝達
海上保安庁は1月18日、動画で通報できる「Live118」の運用を始める。8日に発表した。事故や傷病の様子を、海上保安庁に動画で伝達する。
海上保安庁は1月18日、動画で通報できる「Live118」の運用を始める。
Live118は、海上保安庁が通報者からビデオ通話を通じて、現場の状況をリアルタイムで把握できるシステム。音声のみでは分かりづらい事故や傷病の様子を、現地からリアルタイムに伝達し、迅速かつ効果的な捜索救助活動を支援につなげる。
クラウドソリューションを手掛けるドーン(兵庫県神戸市)が提供する消防向けの「Live119」を応用し、専用アプリをダウンロードせずに利用できる。
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海上保安庁は、動画での通報を必要と判断した場合に、Live118へアクセスするためのURLを通報者に送信。通報者はそのURLを開いて注意事項に同意し、画面中央の赤いボタンをタップすることで、動画通報を開始できる。
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