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新フラグシップ「OPPO Find X9」12月23日発売 新Hasselbladカメラや7025mAhバッテリー搭載で14万9800円

OPPOのフラグシップスマートフォン「OPPO Find X9」が12月23日に発売される。Hasselbladと共同開発したカメラや7000mAh超の大容量バッテリーなどを特徴としている。専用キーから起動でき、各種情報を整理できるAI機能「AIマインドスペース」も用意する。

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 オウガ・ジャパンが12月16日、OPPOの最新スマートフォン「OPPO Find X9」の国内発売を発表。12月23日から順次販売する。価格は14万9800円を予定している。


フラグシップスマートフォン「OPPO Find X9」が12月23日に発売される

 Find X9は、OPPOが2025年に投入するフラグシップスマートフォンであり、海外では11月上旬から販売している。スウェーデンのカメラメーカー、Hasselbladと共同開発したカメラや7000mAh超の大容量バッテリーなどを特徴としている。カラーバリエーションはチタニウムグレーとスペースブラックの2色を用意する。


チタニウムグレーとスペースブラックの2色を展開する

 販路は、MNOがau、ソフトバンクオンラインショップ(オープン市場向けモデルを扱うSoftBank Free Style)、MVNOがIIJmio、QTmobileとなる。量販店ではエディオン、コジマ、上新電機、ソフマップ、ビックカメラ、ヤマダデンキ、ヨドバシカメラ、ECサイトではAmazon、ECカレント、OPPO公式オンラインショップ、OPPO公式楽天市場店でも取り扱う。

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より明るくなったカメラ 色温度を検知するマルチスペクトルカメラも搭載

 アウトカメラにはいずれも約5000万画素の広角、望遠、超広角のカメラを搭載している。広角カメラには、ソニーのフラグシップセンサーである「LYT-808」を採用し、先代「OPPO Find X8」から光を取り込む量が約57%増加したという。望遠カメラは最大3倍の光学ズームに対応し、AI補正によって最大120倍のデジタルズームが可能になる。超広角カメラには、新たなコーティング新素材を採用したことで、逆効果でもゴーストを抑制しやすくなったとする。

 新たに搭載した約200万画素の「マルチスペクトルカメラ」では、9つのスペクトルチャンネルから画像を48分割し、色温度を検知することで、最適な色合いに調整する。音声と共に撮影前後の数秒間を記録する「モーションフォト」は、4Kでの撮影も可能になった。4K、120fps Dolby Visionでの動画撮影にも対応している。


より最適な色温度で撮影できるマルチスペクトルカメラを装備する

 Find X8から引き続き、カメラシステムはHasselbladと共同開発した。8K撮影に対応したHasselblad高解像度モードや、奥行きやニュアンスの美しい描写を追求したHasselbladナチュラルカラーソリューションの他、Hasselbladのカメラ「XPan」から着想を得たという65:24のパロラマ撮影モードや、中判カメラの質感を目指したというポートレートモードも用意している。


Hasselbladのチューニングを生かした撮影モードを多数備える

情報を整理する「AIマインドスペース」 専用キーからワンタッチで起動

 AI機能では、異なるアプリごとの情報を要約、分析、タグ付けなどによって整理する「AIマインドスペース」を用意。3本指で下から上にスワイプするか、側面のSnap Keyを押すことで、AIが表示画面を分析する。Snap Keyを長押しするとAIマインドスペースが起動し、音声で予定を伝えてカレンダーに登録したり、音声メモで文字起こしをしたりできる。メールやLINEなどで届いたお知らせを整理することもできる。


側面のSnap Keyから画面をキャプチャーして調べたり、AIマインドスペースを起動したりできる

 AIを用いた画像編集機能も充実させた。「AIポートレートグロー」では、薄暗い場所で撮影したポートレート写真を、ワンタップで肌のトーンを最適化して光のバランスを整える。不要なものを消去する「AI消しゴム」、ピンボケを補正する「AIぼけ除去」、ガラスの反射を除去する「AI反射除去」も継承している。生成AIを活用して多彩なパターンの画像を生成する「AI Studio」も利用できる。

シリコンカーボン素材を採用して7025mAhの大容量バッテリーを内蔵

 ディスプレイは約6.6型フルHD+(1256×2760ピクセル)の有機ELを搭載。4辺全て1.15mmのベゼルを採用することで、高い画面占有率を実現した。最大120HzのリフレッシュレートやHDR10+やDolby Visionにも対応する。ディスプレイ内の3D超音波式指紋センサーは、押しやすくなるよう画面中央寄りに配置した。強化ガラスとして「Corning Gorilla Glass 7i」を採用している。


極細のベゼルによって高い画面占有率を実現した

 プロセッサには、MediaTekの上位チップ「Dimensity 9500」を採用している。メインメモリは16GB、ストレージは512GBを内蔵しており、外部メモリスロットは備えていない。発熱対策として、本体内にグラファイト素材と大型化したベイパーチャンバーを採用した。

 バッテリーはFind X8の5630mAhから7025mAhへと大容量化を果たした。OPPOが開発したシリコンカーボン素材を活用することでエネルギー密度が向上し、サイズを維持しながら容量アップに成功した。これにより、4K 60fps Dolby Vision動画を5時間以上撮影できるという。付属の急速充電器を用いることで、80W SUPERVOOCの急速充電が可能。50W AIRVOOCのワイヤレス充電にも対応している。

ユーザーからの要望を受けFeliCaにも対応

 本体サイズは約74(幅)×157(高さ)×8.0(奥行き)mm、重量は約203gとなる。本体はIPX8、IPX9の防水とIP6Xの防塵(じん)に対応しており、高圧洗浄や80℃の熱湯噴射にも耐える。スイスSGSの耐衝撃テストもクリアし、落下や衝撃への耐性も持っている。おサイフケータイ(FeliCa)やマイナンバーカードの読み取りにも対応する。Find X8はFeliCaには対応していなかったが、ユーザーから多くの要望があったことから対応を決めた、SIMはnanoSIM+nanoSIMまたはnanoSIM+eSIMのデュアルSIMとして利用できる。


防水や耐衝撃性も備える

 OSはAndroid 16ベースのColorOS 16をプリインストールしている。iPhoneとの連携機能も充実させ、OPPO端末とiPhone間でファイルや写真を共有したり、OPPO端末でiPhoneへの着信に応答したりできる。PCにOPPOの画面をミラーリングして、PC上でOPPO端末を操作することもできる。


ColorOS 16では、iPhoneとファイルを共有することができる

純正アクセサリーも用意 auでプレゼントも

 Find X9専用アクセサリーとして、「OPPO 3-in-1マグネットセルフィースティック」と「OPPO Find X9マグネット対応アラミド繊維ケース」を同時発売する。OPPO 3-in-1マグネットセルフィースティックは、グリップ、セルフィースティック、三脚スタンドとして活用できる。Bluetoothリモコンを使えば、約10m離れたところから撮影ができる。OPPO Find X9マグネット対応アラミド繊維ケースは、軽量でありながら衝撃な摩耗に強いという特徴を持つ。

 オープン市場向けモデルについては、一部オンラインの販路にて、上記のセルフィースティック、マグネットケースとFind X9をセットにしたものを数量限定で15万円で販売する。Find X9の定価とほぼ変わらないため、早めに購入するのがお得だ。


純正アクセサリーとして、3-in-1マグネットセルフィースティックとアラミド繊維マグネットケースを用意する

 auでは、Find X9の購入特典として、セルフィースティックとマグネットケースをプレゼントするキャンペーンを実施する。全国のau取扱店やau Online ShopでFind X9を購入した人が対象になる。


auではアクセサリー2製品をプレゼントするキャンペーンを実施する

Find X9のスペースブラック

チタニウムグレーとスペースブラック

底面にUSB Type-C端子やSIMスロットがある

上面

左側面にSnap Keyがある

右側面

極細のベゼルも特徴だ

Hasselblad仕込みのカメラを搭載する

弧を描くようにズーム倍率を変更できる。なお、AIを用いたズームは60倍以降で有効になる

音声やテキストなどの各種メモを保存、整理できるマインドスペース

まるでiPhoneのコントロールセンターのような通知パネル。iPhoneと同様、右上から斜め下にスワイプすると呼び出せる

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