ニュース
ソフトバンク、5G SAの上り通信を高速化する「Uplink Tx Switching」導入へ 2026年夏以降に一部スマホで
ソフトバンクは、エリクソン・ジャパンと連携して、5G SAの上り通信を高速化する「Uplink Tx Switching」のネットワーク対応を開始。2026年夏以降にソフトバンクが発売する一部のスマートフォンで順次利用できる予定だ。
ソフトバンクは、4月22日にエリクソン・ジャパンと連携して5G SAの上り通信を高速化する「Uplink Tx Switching」のネットワーク対応について発表した。2026年夏以降にソフトバンクが発売する一部のスマートフォンで順次利用できるようになる予定。
従来、TDD(Time Division Duplex)方式で利用する周波数帯の電波で上り通信を行う際は、FDD(Frequency Division Duplex)方式で利用する周波数帯の電波とキャリアアグリゲーションを行うことで通信の高速化を図っていた。
Uplink Tx Switchingは3GPP Release 16で定義された技術で、TDD方式の上り通信時にFDD方式の通信を一時的に停止し、帯域の広いTDD方式で複数本のアンテナを用いたMIMO通信を行うことで上り通信の高速化を実現。これにより理論上、上り通信のスループットが約1.5倍となり動画や画像のアップロード時の体感速度が向上するという。
advertisement
今後は対応機種と対応エリアの拡大を進めると共に、エリクソンと協力して、3GPP Release 17で定義されたFDD方式で利用する周波数帯の電波を含めてMIMOへの対応も視野に入れた上り通信の性能向上を目指すとしている。
関連記事
ソフトバンクの5G戦略 あらゆる周波数を最大限活用、SAエリアも拡大して体感速度を上げる
ソフトバンクは5G SAの拡大に注力しており、東名阪の中心部だけでなく、その周辺も広範囲でSA化を進めている。TDDやFDDの周波数を特性に応じて活用し、ユーザーの体感速度を上げていく。対応機種の少ないミリ波については、バックホールの回線としても活用していく。KDDIの5G SAエリア年度末9割超に 「ミリ波で具体的に何ができるのか」も提示し普及へ
KDDIの松田浩路社長は11月6日の決算説明会で、今後のネットワーク戦略の柱として、5G SA(スタンドアロン)のエリア拡大と、ミリ波の本格的な普及に注力する方針を明確にした。5G SAは2026年3月期第4四半期(2026年1~3月)までにエリア90%超を目指す。ミリ波の具体的なユースケースを創出し、普及を加速させたい考えだ。ドコモ基地局増設を前倒し、NTT社長が明言 英Opensignalの5G SA調査にも言及
NTTの島田明社長は8月6日、「2025年度 第1四半期決算説明会」で、既に新しい基地局の設置工事が当初の計画を上回る形で終了していることを明らかにした。2025年度は前年度よりもさらに増設計画を拡充し、工程も前倒しで進めているとした。英Opensignalの5G SA調査にも言及した。KDDI、混雑時にネット動画が途切れないようにする技術発表 5G SAに「L4S」実装
KDDIは2025年11月28日、5G SAでの低遅延を実現する通信技術「Low Latency, Low Loss, and Scalable Throughput」を発表。一部エリアの基地局に国内で初めて導入した。対象エリアは北海道、千葉、東京、神奈川、石川、福岡の一部で、今後順次拡大する。5G SAの通信品質でauがソフトバンクを上回るも「信頼性エクスペリエンス」は同率 Opensignal調べ
Opensignalは、日本のスタンドアロン(SA)方式の5G通信サービス「5G SA」のユーザー・エクスペリエンス分析結果を発表。ノン・スタンドアロン(NSA)より指標が上回り、ダウンロード/アップロードも大きく向上している。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.