懐かしいあのNケータイも、メイド・イン・サイタマなのだ:Mobile Weekly Top10
NECの携帯電話を量産しているNEC埼玉には、かつて手がけた端末の一部が展示されている。アナログ方式の自動車電話からスタートした同工場の歴史は、携帯電話の歴史そのものだ。
+D Mobile Weekly Access Top10
2008年04月03日〜2008年04月09日
- 現在、最も売れているのはソフトバンクの“PANTONEケータイ”──商戦落ち着き、売れ筋に変化
- 春需要でキャリア累計136万増、純増トップはソフトバンク──3月契約数
- あなたの顔も“萌え顔”に──「萌え顔メーカー」開始
- SIMカードを差し替えて使えるのか――「EMONSTER」
- パナソニック携帯、国内納入1億台達成
- 前機種は勝てなかった部分もあった、だからこの“VIERAケータイ”に込めた──「P905iTV」
- ウィルコムのMIDは“世界最速で”発売──インテル「Centrino Atom」発表会
- auの契約数、3月末に3000万を突破
- オープンなインターネットを手のひらに――ノキアに聞く「X02NK」(後編)
- 多彩なマルチメディア機能をケータイで――ノキアに聞く「X02NK」(前編)
今回のランキングで上位を占めたのは、好調なソフトバンクモバイルに関する記事。前回の携帯販売ランキング(3月24日〜3月30日)では、2007年春モデルの“PANTONEケータイ”「812SH」が総合1位となり、3月のキャリア累計純増数は11カ月連続でまたまたソフトバンクがトップだった。
2007年1月にホワイトプランを開始して以来、ソフトバンクの人気は衰えていない。なかでもシャープ製端末やパナソニック モバイルコミュニケーションズ製端末の人気が高く、“キャラケー”や防水などの個性派端末を手がける東芝、薄型や5Mカメラなどが特徴のSamsung電子端末が続いている。
と、ここで気になるのが「705N」「706N」以降、端末が供給されていないNECのソフトバンク向け端末だ。ソフトバンク孫社長に「5分ほどでお引き取り願った」と言われてしまったNECだが、今後は魅力的な端末を企画中だという。
先日の工場見学の際にこのことをぶつけてみたが、当然具体的なことは触れず「楽しみに待っていてほしい」とのことだった。
さて、そのNEC埼玉の1階ロビーには、かつて生産していた端末の一部が展示されている。記事中で紹介した海外向けの自動車電話や携帯電話から始まり、端末が厚さ9.8ミリという極薄サイズへ進化していく過程を目にすることができる。展示はされていないが、この工場ではかつてPHSも生産していた。もちろん、これから登場するであろうソフトバンク向け端末もこの工場から生まれることになる。
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NECが、国内向け携帯電話の生産拠点であるNEC埼玉を公開した。工場は自動化されロボットが粛々とNケータイを製造……しておらず、意外にも人の手によって1つ1つ大切に組み立てられていた。 - 「魅力的な“N”端末も出てくる」──ソフトバンク 孫社長
ソフトバンクの孫正義社長が2月7日、2008年3月期第3四半期決算発表の席上で、最近ソフトバンクモバイル向けに端末を供給していないNEC製の端末が再びリリースされる可能性があることを明らかにした。
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