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キャリア不明でも安否が分かりやすく――災害伝言板に、5キャリア横断検索機能
キャリアをまたいだ情報検索を可能に――。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、ウィルコム、イー・モバイルの通信キャリア5社が、災害伝言板にキャリア間の横断検索機能を実装すると発表した。
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、ウィルコム、イー・モバイルの通信キャリア5社が、災害用伝言板に、キャリア間をまたいだ情報検索を可能とする横断検索機能を実装すると発表した。2009年度末の導入をめどに、協力して開発を進める。
災害用伝言板は、地震や津波などの大規模災害発生時に、各キャリアのポータルサイトのトップページに表示される伝言板。安否などの状態を携帯電話を使って登録でき、家族らは登録したメッセージを確認することで安否を把握できる。
災害伝言板は現状、各キャリアが個別に提供しており、安否を確認する際には、相手が加入している通信キャリアを事前に知っておく必要がある。また、複数の相手先を確認する場合は操作が煩雑になるなど、使い勝手の面で問題があることが指摘されており、総務省主催の研究会でも横断的検索を早期に実現するよう、キャリア各社に求めていた。
これに応じる形で、携帯通信キャリア5社が電気通信事業者協会を仲介として、災害用伝言板の横断検索機能を協力して開発し、導入することを決めたという。
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