写真で解説する「F-07B」(2/2 ページ)
約2年ぶりに復活した“ヨコモーション”スタイルが特徴の「F-07B」。スリムなボディにワンプッシュオープンボタンを搭載して使いやすさに磨きをかけたほか、1220万画素カメラや3.3インチディスプレイを装備するなど、高いスペックも実現している。
カメラは1220万画素CMOSを装備。F-06Bが対応しているフルハイビジョン動画の撮影はできないが、静止画撮影についてはF-06Bに迫る機能を備えている。登録した人物の顔を認識してピントを合わせる「サーチミーフォーカス」、最大ISO25600相当の高感度撮影、自動シーン認識、画質劣化の少ないスーパーデジタルズームなどを利用できる。自動シーン認識ではQRコードも認識可能になった。
新たなメールの便利機能として、「メール自動返信」と「予約メール」を採用している。メール自動返信は、着信時と新着メールの受信時に、あらかじめ指定したメッセージを自動で返信してくれる機能。メッセージは3件、100文字まで登録でき、送信相手をアドレス帳から選ぶことも可能。ただし相手ごとにメッセージの内容を変えることはできない。今後は、ドコモがワイヤレスジャパン2009で発表した「メールエージェント」のような、受信メールの文脈を解析して返信メールを自動で作成する、といった進化にも期待したい。
予約メールは、指定した日時にメールを送信できる機能。ドコモ端末は、公式サイト「iモードメールplus」で提供されている「タイマーメール」を利用できるが、送信できる相手はiモードユーザーのみ。F-07Bの予約メールなら、Webサイトへアクセスする手間を省けるのはもちろん、送信相手を気にせずに時間指定メールを送れる。ちなみに、予約メールでは2050年まで期限を選択できる(タイマーメールは3カ月先まで)。予約できるのは最大10件。誕生日や記念日などのメールを送るときなどに活用したい。
メール自動返信と予約メールはF-06BとF-08Bでも利用可能だ。なお、F-07Bは発売時期が早いため、ソフトウェアは「F-03B」など2009年冬モデルがベースになっており、F-06Bよりもやや古い。
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