タッチパネルの反応速度は?――動画で見る「Galaxy S」
スマートフォンに限らず、ケータイを使う上で気になるのが“動作速度”だ。Samsung電子のグローバル端末「Galaxy S」はフルタッチ端末なので、タッチパネルの操作性が重要。今回は基本操作やフォトビュワーなどを試した。
世界21カ国で発売されているSamsung電子の「Galaxy S」のOSはAndroid 2.1。日本で発売されているモデルは、HTC製のソフトバンク端末「HTC Desire X06HT」がAndroid 2.1を採用している(10月上旬以降にAndroid 2.2へアップデート予定)。X06HTの操作レスポンスは速く、ホーム画面やブラウザなどを快適に利用できた。
ではGalaxy Sの反応速度はどうか。ホーム画面や設定項目の操作性を動画で見ていこう。なお、本レビュー記事に使用したGalaxy Sは海外向けの端末であり、日本での無線機器の使用を認める「技術基準適合認定」を受けていないので、Wi-FiやBluetoothなどのネットワークには接続せずに検証した。したがってブラウザにはアクセスしていない。
ホーム画面では、画面の切り替えやウィジェットの設置などを試した。画面を長押ししてサブメニューを呼び出し、ショートカットやウィジェットを設置する方法はほかのAndroid端末と同じだ。ウィジェットをホーム画面から消したいときは、アイコンを長押しして、画面下部のごみ箱へドロップすればよい。各種設定では、アプリ一覧の「Settings」から「Sound and display」にアクセスし、電卓を使ってみた。どの操作もストレスを感じることはなく、タッチパネルの反応も高速だと感じた。
Galaxy Sは1280×720ピクセルのHD動画の撮影と再生ができるのも特長の1つ。端末にはHDサイズのデモムービーがプリセットされていたので、動画再生アプリ「Video Player」から再生してみた。動植物や自然の風景など、高コントラストな有機ELで映えるカラフルな映像を楽しめる。
ソフトウェア編で掲載したフォトビュワー「Gallery」も、動画で見た方が操作性を把握しやすいので、以下を参照してほしい。筆者はmicroSDに大量の画像を保存していたが、専用のビュワーだけあってサムネイルや画像の表示どちらもスムーズ。モーションセンサーと連動した縦横表示の切り替えに加え、ピンチイン/アウトによる画像の縮小/拡大や、左右フリックでの画像切り替えもでき、タッチパネルならではの直感的な操作を楽しめる。
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