検索
ニュース

日本初のLTEデータ端末、国際ローミングにも対応――「L-02C」「F-06C」Xi

「L-02C」と「F-06C」は、下り最大75MbpsのLTEに対応する、日本初のデータ通信端末。LTEのエリア外ではFOMAハイスピードを利用でき、3G/GSM圏の海外でも利用できる。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena
Photo
LTE対応のデータ通信端末「L-02C」

 NTTドコモが、国内初となるLTE対応データ端末2モデルを発表した。USB接続の「L-02C」(LGエレクトロニクス製)とExpressCard型の「F-06C」(富士通製)がラインアップされ、L-02Cは年内、F-06Cは2011年の販売を予定している。

 両端末はいずれも、ドコモのLTEサービス「Xi」(クロッシィ)とFOMAハイスピード、GSMに対応するデータ通信カード。屋外のXi対応エリアでは下り最大37.5Mbps/上り最大12.5Mbpsの通信サービスを利用でき、空港など一部の屋内Xiエリアでは下り最大75Mbps/上り最大25Mbpsの高速通信を利用できる。Xiのエリア外では下り最大7.2Mbps/上り最大5.7MbpsのFOMAハイスピードに切り替わるため、エリアを気にせず利用できる。

 FOMA網を利用したドコモのデータ通信サービスには、ストリーミング動画の再生やP2P型のファイル交換ソフト、インスタントメッセンジャーのようなVoIP(IP電話)を利用するアプリケーション、オンラインゲームを利用できないなどの制限があるが、Xiにはこうした制限がなく、さまざまなネットサービスを利用できる。

 両端末とも、PCに端末を接続すると通信設定ファイルと接続ソフトのインストール画面が自動で起動するため、容易に設定可能。国際ローミングにも対応し、海外の3G/GSM圏の国やエリアで「海外パケ・ホーダイ」の定額料金でデータ通信を利用できる。

 なお、L-02C、F-06Cともに、端末の仕様上は下り最大100Mbps/上り最大50Mbpsの通信に対応しているという。

Photo
富士通の「F-06C」(左)とLG Electronicsの「L-02C」(中、右)を並べたところ
PhotoPhoto 「L-02C」のボディカラーはSilver、Redの2色
「L-02C」「F-06C」の主なスペック
項目 L-02C F-06C
サイズ 90×35×12.9ミリ 114×34×5ミリ(最厚部約10ミリ)
重さ 約44グラム 約35グラム
対応ネットワーク 3G(HSDPA/HSUPA)、GSM、LTE
通信速度 Xi(LTE):下り最大37.5Mbps、上り最大12.5Mbps FOMAハイスピード:下り最大7.2Mbps、上り最大5.7Mbps ※端末の仕様上は下り最大100Mbps、上り最大50Mbpsに対応
端末形状 USB接続型 ExpressCard型
ボディカラー Silver、Red ブラック
対応OS Windows XP(SP3以降)Vista(SP2以降)/7、Mac OS X 10.5.8/10.6.4

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る