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ソフトバンク、震災でサービスが利用できなくなったユーザーへの請求を無償化:回線解約料も免除
ソフトバンクモバイルは、東日本大震災および長野県北部の地震でサービスが利用できなくなったユーザーに対し、請求を3カ月間無償とする。また、回線を解約する場合の契約解除料も無償とする。
ソフトバンクモバイルは4月12日、東日本大震災および長野県北部の地震で被災・避難し、同社のサービスが利用できなかったユーザーの利用料金や解約料を無償化すると発表した。
無償となるのは、今回の災害救助法適用地域(青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、栃木県、千葉県、長野県、新潟県)に請求先住所があり、3月12日以降に携帯電話の故障・紛失などによってソフトバンクモバイル回線の通信利用が確認できなかった場合。
対象ユーザーは、3月から5月までの3カ月分の基本使用料とオプションサービス月額使用料、パケット定額料など一切の請求金額が無償となる。ソフトバンクモバイル回線を解約する場合も、9月までに解約を申し込めば契約解除料などが無償になる。
上記の無償化は、災害救助法適用地域のうち太平洋沿岸部に住所があればユーザーからの申し出は不要。それ以外のユーザーも、市区町村の罹災(りさい)証明書があれば無償とする。
また、災害救助法適用地域に請求先住所があり、震災後の停電や設備故障により24時間以上通信をまったく利用できなかったユーザーに対しては、サービスを利用できなかった期間の基本使用料、オプションサービス月額使用料、パケット定額料などの固定料金を日割で無償化する。
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