シンプルなデザインが美しい――「iida」のスマートフォンアクセサリに触れてきた:コンセプトモデルは個性的なデザイン
auの2011年夏モデルで、iidaに「INFOBAR A01」と周辺機器が登場した。ここではケースや充電器などの周辺機器を紹介しよう。
KDDIは5月17日、2011年の夏モデルを発表した。デザインケータイの先駆けとなったau design projectの流れをくむライフスタイルブランド「iida」には初のスマートフォン「INFOBAR A01」が登場したが、iidaは携帯電話のみならず、デザインの優れた周辺機器にも力を注いでいる。今回はINFOBAR A01のスタイリッシュな周辺機器や、iidaから発売されるスマートフォンアクセサリを紹介しよう。
シンプルだがスタイリッシュな専用ケース
まずは、INFOBAR A01専用のケースから。INFOBARと同じく、深澤直人氏がデザインを手がけた「INFOBAR A01 COVER」と「INFOBAR A01 LEATHER CASE」。INFOBAR A01 COVERはラバータイプのカバーだ。ブラウン、グレー、レッド、グリーン、ネイビーの5色を用意する。薄いラバーがINFOBARによくフィットし、非常に持ちやすい。INFOBAR A01 LEATHER CASEはシンプルな革のケースだ。ケースの表面は3つの穴が開いているだけのシンプルな作りになっていて、革の質感や手触りのよさを強調するデザインとなっている。
ケースと同様に、充電器も個性的なデザインの商品が発表された。「AC Adapter JUPITRIS」はケーブルを巻き付けて格納する充電器だ。ケーブルをヨーヨーのように巻き付けるタイプなので、ケーブルが絡まない。また、手のひらに収まる大きさなので簡単に持ち運べる。充電の際は、背面からコンセントへの差し込み口が出てくる仕組みだ。カラーバリエーションはホワイト、レッド、ピンク、ブルー、シャンパンゴールドの5色を用意する。
コラボレーション製品は個性的なデザインが並ぶ
また、夏モデル発表会では、イタリアの文具メーカーであるNAVAとのコラボレーション製品「iida and NAVA」のコンセプトモデルが展示された。これらのスマートフォンケースはINFOBAR A01に限らず、全てのスマートフォンで使える(iida and NAVA IRV01は除く)。その8つのアイテムを見てみよう。
まずは、JAMES IRVINE氏がデザインした「iida and NAVA IRV01」。この製品は、レザーとストレッチ素材を組み合わせたINFOBAR A01専用のカバーで、色は4種類。
次は、伊藤節、伊藤志信の両氏がデザインしたスマートフォンケース。「iida and NAVA ITO01」は発泡ポリプロピレンのスマートフォンケースだ。発泡ポリプロピレンでスマートフォンの全面を囲むので、衝撃には強そうだ。しかも驚くほど軽い。ケースを首から下げるためのひもが付属している。カラーバリエーションは黄色・黒・青・赤の4種類を用意する。
「iida and NAVA ITO02」はレザー素材の大きいクリップが特徴だ。カラーバリエーションは赤と黒と白の3種類。バッグなどの持ち物に取り付けることを想定しており、クリップ部分を外に出して取り付ける。本来クリップは目立たないようにするのが普通だが、この製品ではクリップをアクセサリの1つとして他人に見せるスタイルだ。
手帳を思わせるデザインの「iida and NAVA ITO03」はソフトレザーでスマートフォンを巻く、ラップタイプのケースだ。カラーバリエーションは赤と黒と白の3種類を用意する。ケースを開くとメモとペンを収納するスペースがあることが分かる。試しに、スマートフォンの中でもサイズが大きめである「HTC EVO WIMAX ISW11HT」を入れてみると、大きさがギリギリで入れるのがやっとだった。今後、製品化するにあたっては、この入れ口を広げる予定だという。
シンプルなケースから、ケースと言えないようなデザインまで
最後に、KARIM RASHID氏がデザインしたスマートフォンケースを見てみよう。「iida and NAVA RSD01」はシリコン素材のケースだ。四隅を覆うことで端末を浮かせ、テーブルとの摩擦などから端末を守るのだという。カラーバリエーションは赤と黒と緑の3種類を用意する。
「iida and NAVA RSD02」はソフトレザー製のシンプルなスマートフォンケースだ。表面は無地だが、裏面は写真のようなおしゃれな柄が入っている。中央のバンドが、側面からスマートフォンが落下することを防ぐ仕組みとなっている。
「iida and NAVA RSD03」はデジタルプリントレザーのスマートフォンケースだ。左上の穴にストラップやひもを通せる。ちなみにHTC EVO WIMAXはサイズが大きいため袋の側面に引っかかり入らなかった。カラーバリエーションは赤、だいだい、黒の3色。
財布のような形状が特徴的な「iida and NAVA RSD04」は、スマートフォンのほかにもお金やカードが入れられる。出かける際に必要なものがほとんどスマートフォンケースの中に入れられるという斬新なコンセプトとなっている。
これらの「iida and NAVA」シリーズは2011年夏以降に順次発売される。
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