シンプルに使えて凝った撮影もできる――そつなくまとまった「GALAXY S III SC-06D」:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/3 ページ)
スマホのカメラは800万画素くらいがちょうどいいのではないか――。「GALAXY S III SC-06D」を使うとそう思えてくる。シンプルなUIにHDRや連写などのトレンド機能もしっかり押さえており、サクサク使える。というわけでカメラ性能を試した。
画面がでかくて高性能なだけでなく、各種センサーをうまく使った面白い機能が満載のドコモスマートフォン「GALAXY S III SC-06D」(Samsung電子製)であるけれども、すごくそつがなくまとまった全部入りスマホって感じで、カメラもまたすごく全部入り。
トレンドの機能をどんどん詰めこむと、中にはレベルが低いまま搭載されたり、機能が多すぎて使い勝手が落ちたりしがちなんだけど、GALAXY S IIIはそんなことなく、普通に快適だし普通によく撮れるし普通に使いやすい。多機能だけどそつがなくうまくまとまってるなあと感心する次第なんである。
おなじみの使いやすいUI
ロック画面にはロック解除のほかに、カメラ、電話、メールと並んでてタップするだけですぐ立ち上がる。スライドじゃなくてタップとなると誤操作しちゃいそうだけど、まあいい。最近、フロントパネルのキーをすべてタッチパネルにした端末が増えているけれども、ホームキーは物理キーの方がいい。スリープから復帰させるときも押しやすいし。
カメラアイコンをタップするとカメラがすぐに起動する。「HTC J ISW13HT」ほど迅速な起動というわけではないがなかなか速く、ロック画面でカメラアイコンをタップしてから最初の撮影まで2〜3秒。
基本のカメラ機能は極めてシンプルで、UI(ユーザーインタフェース)は前モデルと同じ。普通に撮る分には実に快適で、待ち時間なしで次々と撮れる。これはいい。タイミングが微妙なときはどんどん撮っちゃえ、的な。連写モードにすると「ベストショット」機能を使える。大量に撮るとあとで見返すのが大変なんだが、ベストショットモードだと撮った中からちゃんと撮れてるものだけを保存できるという仕組みだ。
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