山手線のスマホ向け情報サービス 「山手線エキナカネット」、9月3日から試験サービス
ジェイアール東日本企画が、JR東日本の「山手線トレインネット」とコンテンツを共有したスマートフォン向け情報提供サービス「山手線エキナカネット」の試験サービスを9月3日から開始する。
ジェイアール東日本企画は9月3日から2013年1月中旬まで、スマートフォン向けの情報提供サービス「山手線エキナカネット」の試験サービスを実施する。
山手線エキナカネットは、運行状況などの鉄道関連情報やエキナカ・マチナカ情報などを提供する、山手線の駅を中心とした情報提供サービスだ。東日本旅客鉄道(JR東日本)が試験サービスとして提供する「山手線トレインネット」とコンテンツを共有し、電車や駅での情報提供サービスを評価・検証していく。
JR東日本では、2011年10月から山手線トレインネットの試験サービスを実施。今回はその結果をもとに、2012年9月から2回目の試験サービスを開始する。今回は、クローズドなネットワークでの情報提供ではなく、メールの送受信やWebサイトの閲覧など、パケット通信を利用したインターネットへの接続もサポートする。
Android端末に関しては専用アプリをダウンロードすることで、山手線の駅を中心とした情報提供サービスが利用可能になる。iPhone向けアプリについては現在準備中だ。主なサービス内容は下記の通り。
- 鉄道関連情報
首都圏各路線の運行状況、山手線29駅発の各列車の時刻表、各駅のホーム設備(階段の位置や出口案内など)、乗換路線の案内、停車駅一覧と各駅までの所要時間(10月予定)
- 駅関連情報
駅ナカ店舗情報、クーポン情報、駅周辺の店舗情報、沿線ニュース
- マーケティング関連情報
電子書籍、ゲームなどのエンターテインメントコンテンツ、JR東日本の情報(Facebookページ、新幹線YEAR2012、モバイルSuica、びゅう、のもの、など)、交通広告と連動した広告(11月予定)
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