“普通のスマホ”とどう違う?――「らくらくスマートフォン」の使い勝手を試す(前編)(2/2 ページ)
らくらくフォンシリーズで初めてAndroidを搭載した「らくらくスマートフォン」。シニアが使いやすいようUIなどを大胆にカスタマイズしているが、その使い勝手を試してみた。
電話をかける場合には、電話帳から選んでかけたり、電話アプリから番号を入力したりして発信する。もちろん、ワンタッチダイヤルに登録すれば、簡単に電話をかけることができる。しかし、電話アプリからアドレス帳を呼び出すことはできない。残念に思うがシンプルさを優先したのだろう。履歴タプがあり、ここからも電話をかけることができる。通話中は、はっきりボイス、あわせるボイスなど、通話品質の設定が可能だ。大きめの表示なので、この表示を押して設定するようにみえるが、設定はメニューから呼び出して行う。
電話が着信すると、相手の電話番号やアドレス帳に登録がある場合は名前が表示。「電話に出る」のボタンが大きく表示されているほか、「着信音を消す」ボタンも表示されているのはシニア向けらしい配慮だ。なお、応答保留や拒否、伝言メモなどはメニューボタンで呼び出せる。着信ランプは7種類のカラーから選べるが、パターンは設定メニューがなかった。
なお、F-12Dには、簡易留守録機能の「伝言メモ」のほかに、通話中の会話を録音できる「通話メモ」もある。設定で通話メモをオンにしておくと、通話は最初から録音され、発着信履歴からすぐにメモを再生できる。一般のスマートフォンにも加えてほしい機能だ。
ワンタッチダイヤルは、最初にボタンをタッチすると登録画面になる。登録や利用方法はらくらくホンと同様で、番号の直接入力や電話帳から登録。登録したボタンをタッチすると、電話発信やメール作成がすぐにできる。
後編では、文字入力やカメラ機能、UIのカスタマイズ機能の使い勝手についてご紹介したい。
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