ニュース
WCPのAXGP基地局が1万2693局を突破――2012年度末の計画数を前倒しで達成
ソフトバンクモバイルが「SoftBank 4G」サービスに用いているAXGPネットワークの基地局が、9月6日に前倒しで1万2693局を突破した。
Wireless City Planning(WCP)が9月12日、AXGPネットワークのサービスエリアが、2012年9月6日に1万2693局を突破したことを発表した。この数字は、総務大臣から認定を受けた開設計画における2012年度末の基地局数なので、WCPは半年以上前倒しで達成できたとしている。
AXGPネットワークは、2.5GHz帯を使用するウィルコムの「XGP」を高度化させたもので、TD-LTEと高い互換性を持つ。2010年12月にウィルコムのXGP事業をWCPが継承し、2011年11月からAXGPのエリア拡大を進めてきた。2012年2月からは、ソフトバンクモバイルがMVNOとして、AXGPネットワークを用いた「SoftBank 4G」サービスを提供している。通信速度は下り最大110Mbps(端末によっては下り最大76Mbps)。
2012年8月末時点で、422市町村でAXGPネットワークが利用できる。WCPは、今後も積極的にエリア整備を進め、2012年度末には全国政令指定都市の人口カバー率100%を目指すとしている。なお、現時点での人口カバー率は公表していない。
※初出時にAXGPを利用できる市町村の数を「502」としていましたが、WCPのカウントミスで、対応予定の市町村も含まれていることが判明しました。正しくは「422」なので訂正しました(10/5 18:57)
関連キーワード
XGP | AXGP | ネットワーク | サービスエリア | ソフトバンク | 基地局 | SoftBank 4G | ソフトバンクモバイル | ウィルコム | LTE(Long Term Evolution) | MVNO | TD-LTE
関連記事
- Wireless City Planning、「XGP」を2012年1月に終了――今後はAXGPに注力
Wireless City Planningは、2.5GHz帯を利用する高速通信サービス「XGP」を2012年1月末に終了すると発表した。今後はTD-LTEを採用したAXGPに注力し、既存ユーザーにはモニターサービスを提供する。 - 最大通信速度110Mbps:ソフトバンク、「SoftBank 4G」を2月24日に開始――スマホ併用なら月額3880円
ソフトバンクモバイルは、下り最大速度が110Mbpsの次世代高速通信サービス「SoftBank 4G」を2月24日にスタートする。対応端末の「ULTRA WiFi 4G 101SI」も同時に発売するが、101SIの最大通信速度は76Mbps。 - ULTRA WiFi 4G 101SI発売:「SoftBank 4G」スタート ウルトラマンが使うと吉本芸人のネタも超高速に?
ソフトバンクの次世代高速通信サービス「SoftBank 4G」がスタートし、対応端末の「ULTRA WiFi 4G 101SI」も発売された。サービス開始イベントにはウルトラマンと吉本芸人が登場。“身をもって”そのスピードをアピールした。 - 下り最大110Mbpsの超高速通信を実現、バッテリーも大容量――「ULTRA WiFi 4G 102HW」
仕様上の下り最大速度が110Mbpsと超高速なSoftBank 4G。しかしこれまで、対応端末がなくその実力がフルには発揮されなかった。「ULTRA WiFi 4G 102HW」は下り110Mbpsに初めて対応し、実用性を重視して大容量バッテリーも搭載する。 - 下り最大76MbpsのWi-Fiルーター「ULTRA WiFi 4G 102Z」、8月18日発売
SoftBank 4Gに対応したZTE製のモバイルWi-Fiルーター「ULTRA WiFi 4G 102Z」が、8月18日から販売される。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.