WiMAX内蔵、8480円/170グラムの6型電子書籍端末「BookLive!Reader Lideo」:WiMAX通信料込み
BookLiveが、WiMAX通信料込みの電子書籍専用端末「Lideo」を投入。三省堂書店+NEC+UQと共同展開する。価格は8480円、発売は12月10日。
BookLiveは11月7日、三省堂書店、NEC、UQコミュニケーションズと共同で電子書籍専用端末「BookLive!Reader Lideo」を開発したと発表。2012年12月10日に発売する。価格は8480円(税込み)。
Lideoは、モノクロ電子ペーパー(E-ink)を採用した6型/9.4ミリ厚・170グラムの薄型軽量ボディ、電子書籍ストア「BookLive!」で扱う約10万冊の書籍データのうち約9万5000冊(2012年11月現在 楽譜などを含まず)を購入可能とする点、そしてWiMAX通信機能内蔵+通信料なしに利用できる点を特長とする。
角川グループパブリッシング、幻冬舎、講談社、集英社、小学館、新潮社をはじめとする各出版社の最新刊、名作、過去のベストセラー、人気マンガなどのコンテンツを用意する。スマートフォン、タブレット、PC向けBookLive!サービスとも連携できる。
機器はNEC製。6型E-ink端末として世界最小・最軽量(2012年11月現在、同社調べ)とする110(幅)×165(高さ)×9.4(厚さ)ミリ、重量約170グラムのボディを採用する。ストレージは4GBバイト(約3000冊分格納可能)、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN、WiMAX通信機能、専用操作ボタン(本棚、書店、メニュー、戻る、文字)を搭載する。1日30分読書した場合を想定したバッテリー動作時間は約1カ月。搭載するリーダーアプリは、国内で採用例の多い.book、XMDFに加え、EPUBなどの主要な電子書籍フォーマットに対応する。
通信サービスはWiMAXを展開するUQコミュニケーションズが提供。WiMAX利用における利用者側の登録・契約は不要で、通信料はBookLiveが負担する仕組み。モバイル時も下り最大40Mbpsの高速環境で電子書籍データをダウンロード購入できる(一般Webサイト表示やテザリングは行えない)。
三省堂書店とは機器販売やプロモーションで共同展開する。全国の三省堂書店店頭で対面販売するとともに、シニア・ビギナーに向け、Lideo購入時に最低限必要な設定をその場で登録できるようにするコーナーも設ける。
11月8日より三省堂書店の店頭、同19日よりBookLive!サイトにて予約受付をはじめる。
関連記事
- 一挙5000冊! BookLive!が「マギ」など小学館漫画を配信へ
電子書籍ストアのBookLive!が、小学館の漫画作品を取り扱い開始。「名探偵コナン」や「マギ」など約5000冊をEPUB形式で10月中に順次配信する。 - BookLive、「講談社BOX」の8作品を独占先行販売
講談社BOXの人気作品8本を独占先行配信。うち4作品がイラストつき特別版で、5作品の半額販売も行う。 - 日本の「漫画」需要に対策――三木谷氏が語るkobo新モデル
楽天の子会社であるKoboが電子書籍端末の新モデルを発表。発表会で楽天の三木谷社長は、日本の「漫画」需要に適した新モデルの特長や、今後のコンテンツ拡充の見通しなどを語った。 - 楽天、Koboの新電子書籍端末を3機種発表――フロントライト付きやAndroidタブレットも
楽天は子会社のKoboが9月に海外で発表した「kobo glo」「kobo mini」「kobo arc」の国内投入を発表した。 - Amazon、「Kindle Paperwhite」「Kindle Fire HD」を発表
各社から相次いで電子書籍リーダーやタブレットの最新モデルが発売される中、Amazon.comがKindleの新モデル「Kindle Paperwhite」、7/8.9インチのタブレット「Kindle Fire HD」を発表した。3G/4Gの有無でいずれも2モデル用意される。 - イーブックイニシアティブジャパン、7インチタブレットの販売へ
「eBookJapan」を運営するイーブックイニシアティブジャパンが7インチのAndroidタブレット端末を12月中旬ごろをめどに発売する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.