iOS版Google Mapsが2.0にアップデート iPad向け新デザインも
Android版から数日遅れて、iOS版のGoogle Mapsもアップデートされた。ナビ機能や地域情報検索サービスが強化され、iPadではデザインが最適化された。
米Googleは7月16日(現地時間)、iOS版Google Mapsをバージョン2.0にアップデートした。米AppleのApp Storeから無料でダウンロードできる。iPad向けの新デザインや新検索機能など、大幅なアップデートになっている。
新機能は10日に発表されたAndroid版とほぼ同じ内容になるようだ。Android版は発表はあったがまだ順次適用中でアップデートできていないユーザーもいるが、iOS版は(少なくとも筆者の環境では)既にアップデートできる。なお、アップデートしても新しい検索機能が表示されない場合は、一度アプリを削除して再インストールすると反映されるようだ。
ナビ機能にリアルタイムの交通状況が反映されるようになり、事故などで遅延が生じた場合、代替ルートを紹介する(この機能が日本でも利用できるかどうかは不明)。
地域情報サービスの新機能として、カテゴリごとに近所のレストランやショップを検索できる機能が追加された。位置情報を有効にして検索枠をタップすると、食べる、飲む、買う、遊ぶ、泊まるの5つのカテゴリが表示され、それぞれをタップするとそのカテゴリのお勧めの店が表示される。それぞれの店の詳細データは、画像やレビュー付きカード状になっている。
上記の検索結果のカードや、地図上に表示される店をタップして表示されるカードに、Zagatや自分の友達による5段階評価の★が表示される。また、Google Offersを提供している国や地域では、店がGoogle Offersのクーポンを発行している場合、検索結果や地図上のマーカーをタップして表示される情報に青いタグが表示される。店の情報カードを開いてクーポンをタップすれば自分のGoogleアカウントにクーポンが保存され、利用できるようになる(Google Offersは本稿執筆現在、日本ではまだ提供されていない)。
この他、インドアマップでショッピングモール、駅、空港などの徒歩経路をチェックできるようになった。
なお、地図上で友だちや家族のリアルタイムの位置情報を確認できる単独アプリ「Google Latitude」は、8月9日にApp Storeから削除される見込みだ。
変更履歴:新機能が反映されない場合の対策を追加しました。[2013/7/18 8:30]
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