写真で見る「Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14」:タッチパネルで使いやすくなりました
KDDIが2013年冬モデルとして発表したWiMAX 2+対応モバイルルータは、タッチパネルの搭載で使い勝手もすこぶるよろしくなったようだ。
WiMAX 2+とともに注目したい操作性
KDDIが2013年冬モデルとして発表した「Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14」(以下、HWD14)は、型番からも分かるようにUQコミュニケーションズが9月30日に発表して10月31日から提供を開始する「WiMAX 2+」“も”利用できるモバイルルータだ。
利用できるワイヤレスWANとして、従来のWiMAXとこれから始まるWiMAX 2+、そして、KDDIが自分たちの最も強力なアドバンテージとして繰り返しアピールしている「800MHz帯対応の4G LTE」が利用できる“幅の広さ”に多くのモバイルデータ通信ユーザーが注目している。


HWD14は本体サイズが約62(幅)×100(高さ)×15.5(厚さ)ミリで、重さは約140グラム。2.4インチのタッチパネル内蔵ディスプレイで操作可能だ(写真=左)。WiMAX 2+を利用した転送デモではほぼ100Mbpsに近い速度を出していた(写真=中央)。メイン画面の上部には受信感度と電波の種類、設定している通信モード、バッテリー残量などを表示し、下部にはデータ通信容量の残りをケージとともに示す。設定メニューは中央に並べた4つのアイコンをタップして呼び出す(写真=右)WiMAX 2+で気になるデータ通信の容量制限についても、当面は契約してから2年間は適用しないことになっているので、PCを接続してデータ通信を行う場合でも、従来のWiMAXと同じような感覚で利用できる。ただし、WiMAX 2+とauの800MHz帯対応4G LTEを自動で切り替えて利用できる「ハイスピードプラスエリアモード」では、最初から月あたり7Gバイトの容量制限がかかってしまう。
HWD14では、WiMAX 2+対応のほかにも、サイズ2.4インチ解像度240×320ピクセルのタッチパネル内蔵ディスプレイを搭載して、各種設定をタッチ操作で行えることにも注目したい。また、容量3000mAhとモバイルルータとしては大容量のバッテリーを内蔵したほか、「ECOモード」「クイックアクセスモード」という省電力設定を用意して、長時間の連続待受を可能にした。最も消費電力を少なくできるECOモードでは連続待受が950時間に達する。


トップ画面から呼ぶ機能で「Wi-Fiスポット接続」は無線LAN接続のルータとして使うときのアクセスポイント検索と接続を実行(写真=左)。「クイックメニュー」は、通信モード設定とブリッジモード、WPS、SSID情報を呼び出す階層を表示する(写真=中央)。「省電力」では、電力管理設定をECOモードとクイックアクセスモードから選択する(写真=右)
トップ画面から呼び出せる「設定」では、デバイスを設定するすべての項目を選択できる。設定項目としては「通信設定」「プロファイル選択」「システム設定」「ステータス」を用意し(写真=左)、さらにシステム設定から「省電力」「クイック起動」「USB給電設定」「USB通信」を利用できる(写真=右)
HWD14はモバイルバッテリーとしても利用できる。モバイルバッテリーとしての動作設定を行うのが「USB給電設定」で給電を止めるバッテリー残量を設定できる(写真=左)。USB通信の項目はPCと接続したときに充電だけにするのかデータ通信も行うのかを設定する(写真=右)

通信モード設定でWiMAX 2+とWiMAXを利用する「ハイスピード」モードとWiMAX 2+と4G LTEを利用する「ハイスピードプラスエリア」モード、WiMAXだけを利用する「ノーリミット」モードを切り替える。省電力で選べる「ECOモード」はワイヤレスWANとLANを止めてしまうモードで、「クイックアクセスモード」はワイアレスWANを止めてしまうモード。それぞれ、連続待機時間は950時間に27時間となる。通常の連続通信時間はWiMAX 2+で約9時間、WiMAXで約9時間30分、LTEで約9時間10分だ関連キーワード
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