Bluetoothでスマートフォン連携を強化、テザリングにも対応する──「WX12K」:防水防塵にも対応
ウィルコムは、11月6日に京セラ製のPHS「WX12K」を発表した。WX9K後継の正統派PHSながら、Bluetooth対応でスマートフォン連携機能を大幅に拡張した。
ウィルコムは、11月6日に京セラ製のPHS「WX12K」を発表した。出荷開始は11月14日の予定だ。WX09Kの後継となるモデルで、本体サイズは約50(幅)×110(高さ)×16.4(厚さ)ミリで、重さは約113グラムになる。
本体はIPX5とIPX7の試験をクリアする防水性能と、IP5Xの試験をクリアする防塵性能を有するほか、米国防総省が求めるMIL規格に相当する耐衝撃性能も持つ。また、カラーバリエーションとして、「ブラック」「ネイビー×ゴールド」「ピンク」「シルバー」「ホワイト×ゴールド」を用意する。
メインディスプレイのサイズは3インチで解像度はワイドQVGA。サブディスプレイとして0.9インチの有機ELも搭載する。カメラは有効約500万画素のCMOS採用タイプをアウト側に内蔵する。連続通話時間は約10時間で連続待受時間は約720時間になる。データストレージの容量は約100Mバイトを確保している。
音声通話を支援する機能としては、ディスプレイパネル全体を振動させて音と振動の両方で伝えることで騷がしい場所でも相手の声がクリアに聞こえる「スマートソニックレシーバー」や、相手の声の速度を落として聞き取りやすくする「ゆっくり通話」、高音域を補正して聞き取りやすくする「はっきり通話」を導入した。そのほか、Eメールや着うた、赤外線通信、緊急速報メールに対応する。
WX12Kは、Bluetooth(2.1+EDR)もサポートする。このBluetoothを利用してスマートフォンと接続することで、スマートフォンの子機として利用したり、Bluetooth対応ハンドセットやハンズフリー機器の親機として発着信が可能だ。また、AndroidスマートフォンとBluetoothで接続すれば、「だれとでも定額パス」アプリを導入してスマートフォンからウィルコム回線を利用した通話も利用できる。さらに、スマートフォンやタブレットと接続してPHSデータ通信(下り最大400Kbps)を使ったテザリングもできる。
機種名 | WX12K |
---|---|
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約50×110×16.4ミリ(突起部除く) |
重さ | 約113グラム |
連続通話時間 | 約10時間 |
連続待受時間 | 約720時間 |
メインカメラ | 約500万画素CMOS |
メインディスプレイ | 3インチワイドQVGA(240×400ピクセル)液晶 |
サブディスプレイ | 0.9インチ(128×36ピクセル)有機EL |
赤外線通信 | ◯ |
Bluetooth | ○(2.1 +EDR) |
外部メモリ | microSDHC(最大32Gバイト) |
ボディカラー | ブラック、シルバー、ピンク、ネイビー×ゴールド、ホワイト×ゴールド |
発売日 | 2013年11月14日 |
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