「AndroidとiPhone 5s、最速はソフトバンク」――MMDの主要7都市スマホ通信速度調査
MMD研究所が、各キャリアから発売となったAndroid端末の冬モデルとiPhone 5sを使用した全国主要7都市の通信速度調査を実施。両端末ともにソフトバンクが最速だった。
MMD研究所は、12月13日に「2013年冬最新Android、iPhone5s キャリア・地域別通信速度比較調査」の結果を発表した。調査地点は札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡など全国主要7都市の各20カ所、計140カ所。計測は「RBB TODAY SPEED TEST」アプリを使って行い、端末はNTTドコモの「Xperia Z1 SO-01F」、KDDI(au)の「isai LGL22」、ソフトバンクモバイルの「AQUOS PHONE Xx 302SH」とiPhone 5sを使用した。
これによると、iPhone 5sの下り平均速度はソフトバンクが25.72Mbps、ドコモが20.65Mbps、auが20.21Mbpsだった。Android端末でもソフトバンクが最も速く26.62Mbps、ドコモは25.39Mbps、auは22.22Mbpsとなった。
また、各調査スポットの下り平均速度を6段階に区分けしてみると、iPhone 5sで20Mbps以上となったのはソフトバンクが94カ所(67.1%)auが61カ所(43.6%)、ドコモが55カ所(39.3%)となり、Androidで20Mbps以上となったのもソフトバンクの97カ所(69.3%)が最も多く、ドコモは77カ所(55.0%)、auは69カ所(49.3%)という結果が出ている。
なお過去の通信速度調査と比較すると、今回は初めて3社6機種全ての下り平均速度が20Mbpsを超えたという。
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