制限回数内なら機能制限なしで無料――小学館の国語辞典「大辞泉」アプリ:ソフトニック
iOSアプリ「大辞泉」は、回数制限を設けることで無料で利用できます。オンラインで調べものをする際にはWikipediaが役立ちますが、このアプリはオフラインでも利用できる点が便利。何より、言葉を調べる際には信頼性が高い辞書を参照したいという人におすすめです。
大辞泉は、総項目数26万4,800語を収録した小学館の国語辞典「大辞泉」のiOS版アプリです。オンラインで調べものをする際にはWikipediaが役立ちますが、このアプリはオフラインでも利用できる点が便利です。そして何より、言葉を調べる際には信頼性が高い辞書を参照したいという人におすすめです。
このアプリ大辞泉は、なんと無料です。なぜ無料が特別かというと、類似アプリの「デジタル大辞泉」は有料で2000円なのです(2013年12月10日現在)。また、Android版のデジタル大辞泉も2000円で販売されており、Androidでは無料版は現在展開されていません。
ただ、有料のデジタル大辞泉は機能制限はありませんが、この無料アプリ大辞泉には、単語の検索や画像の表示など機能の使用に回数制限があります。アプリをインストールして起動すると、検索窓の下に「利用可能回数」というバーが表示され、単語検索などを行うと数値が減ります。数値がゼロになると検索などを行うことができなくなります。ただ、数値はずっと減り続けるわけではなく、スマートフォンゲームで「ライフ」が回復するのと同じように、15分ごとに1ずつ回復します。この制限を解除するためには、有料のアドオンを購入する必要があります。一方、「デジタル大辞泉」を既に購入済みの場合は、大辞泉を利用可能回数制限なしで利用できます。
大辞泉を初めて立ち上げる際にチュートリアルが表示されるので、迷うことなく操作できます。また、「ソフトウェア」を検索すると関連語として「ハードウェア」や「プログラム」の項目が表示され、言葉に関する知識を体系的にインプットできるのも優れている点だと感じました。また、オフラインでも利用できる一方、アプリの容量が大きい点には注意が必要です。
大辞泉は、国語辞典「大辞泉」の無料アプリです。
良い点
- 26万4,800語収録の国語辞典をオフラインで利用できる
- 言葉を検索した際には関連語が表示され、言葉に関する知識を体系的にインプットできる
悪い点
- 使用回数に制限がある
- アプリの容量が大きい
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