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写真で解説する「AQUOS SERIE SHL25」(1/2 ページ)

auの「AQUOS SERIE SHL25」は、極限までフレームを細くした「EDGEST」デザインを採用するスマートフォン。進化したIGZOディスプレイを搭載するほか、カメラ機能も強化した。

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 KDDIが2014年夏モデルとして発表した「AQUOS SERIE SHL25」は、本体正面の大半をディスプレイが占める「EDGEST」デザインを採用しており、本体サイズはほとんど従来機のままで大画面化することに成功した。また、シャープの看板技術としておなじみの「IGZO」も強化。新開発のバックライト「PureLED」や映像エンジンを搭載し、従来モデルよりも明るい表示を実現した。

photophoto シャープ製の「AQUOS SERIE SHL25」。カラーはピンク、ホワイト、ネイビーの3色。発売は6月下旬の予定

大画面なのに持ちやすい「EDGEST」

 本体デザインでまず目を引くのが、画面周囲のフレームを極限まで細くした「EDGEST」だ。従来モデル(4.8型の「SHL23」)は画面占有率が約68%だったが、AQUOS SERIEは画面サイズを5.2型に大型化しながらも約80%まで高めた。また、本体サイズもSHL23とほとんど変わらない。SHL23が幅70ミリ、高さ140ミリであるのに対し、AQUOS SERIEは幅71ミリ、高さ134ミリとなっている。今回は、ディスプレイの周囲にカラーリングが施されているのも特徴だ。

photophoto 上部には、キャップレスのイヤフォンジャック、microSDとSIMスロットがある。右端にある銀色のパーツは、収納式のテレビアンテナだ(写真=左)。下部には端子類はない。左端に見えるのはストラップホール(写真=右)
photophoto 電源キーは左側面上部に搭載(写真=左)。右側面にはキャップレス仕様のMicro USB端子がある(写真=右)
photophoto ディスプレイの周囲が極端に細い「EDGEST」デザイン。赤や緑の発色をより鮮明にするバックライトPureLEDにより、発色も申し分ない(写真=左)。音量は画面下部のタッチセンサーで操作する仕様(写真=右)
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本体を手にしたところ。5.2型と大型の部類に入るディスプレイを搭載しているが、軽くて持ちやすい
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本体上部にはテレビアンテナを備える

  ディスプレイには、シャープ製端末ではおなじみのIGZO液晶を採用。新開発のバックライト「PureLED」を搭載することにより、SHL23よりも鮮明な表示が可能になった。画面の書き換え動作を、静止画で1秒間に約1回、動画(30fpsの場合)で約半分にまで削減することで、電力消費を抑える「液晶アイドリングストップ」も継承している。また、今回は短い時間で効率よく充電できる「急速充電」に対応した。バッテリー容量も3000mAhから3150mAhに増えているので、長時間の利用も安心だ。

逆光&夜景に強い、撮影機能を強化したカメラ

 メインカメラは有効約1310万画素CMOSで、今回もF1.9の明るいレンズを搭載する。

 機能面では、逆光や夜景などのシーンにおける撮影力が強化された。逆光でも被写体を明るく撮影できるHDR機能がリアルタイム処理に対応。SHL23のHDRでは露出を変えて2回撮影し、それを合成する仕組みだったため、仕上がりを確認するのに時間がかかった。また、被写体が動いてしまうと合成がずれてしまうケースもあった。今回対応した「リアルタイムHDR」では1回の撮影で処理ができるため、SHL23の弱点が解消された。

 人物と背景の両方を明るく撮影できる「NightCatch II」にも対応した。これは、人物はフォトライトオン、背景は複数枚をフォトライトオフで撮影し、画像を明るく合成することで、撮影が難しいシーンでも人物と背景の両方を鮮明に撮影できる機能だ。また、フォトライトには自然な色調のLEDを採用。輝度がアップしたので、肉眼で見た色合いに近い写真が撮れる。

 写真をうまく撮るための「フレーミングアドバイザー」も新たに追加された。この機能では、撮影シーンに合わせて、アドバイスのメッセージを表示する。それに従うことで、写真撮影が苦手な人でも満足のいく写真を撮影できる。

photophoto メインカメラは有効約1310万画素CMOSで、F1.9の明るいレンズも継承された(写真=左)。リアルタイムHDRのデモ。写真ではやや分かりにくいが、逆光の状況でも手前にある被写体を明るく写せた(写真=右)
photophoto フレーミングアドバイザーをオンにして料理を撮影。緑色の枠と撮影のコツが表示された(写真=左)。フレーミングは、人物や料理のほか三分割、黄金分割交点なども選択できる(写真=右)
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上下左右360度を撮影できる「全天球撮影」にも対応。青い点を画面中央の円内に収めるだけで撮影できる
photophoto カメラをかざすだけで英語を日本語にリアルタイムで翻訳できる「翻訳ファインダー」(写真=左)。画面に写した言葉を指でなぞって検索する「検索ファインダー」。検索結果が画面上を浮遊するように表示される(写真=右)

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