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NTTドコモ、「地震防災訓練アプリ」を7月中に提供開始
NTTドコモは専用ブザー音を鳴らし、訓練メッセージを表示する「地震防災訓練アプリ」の配布を始める。自治体などの地震防災訓練に活用できるだろう。
NTTドコモは、地震発生を想定した防災訓練に活用できる「地震防災訓練アプリ」を7月中に提供する。対応機種はiOS 7.0以降のiPhoneとAndroid 4.0〜4.4を搭載したスマートフォン。App Store、Google Playから無料でダウンロードできるようにする予定。
NTTドコモは2007年12月から、気象庁が配信する緊急地震速報を受信し、大地震発生時はユーザーの携帯電話を操作して特別なブザー音を鳴らし、警告メッセージを表示してきた。
このアプリはあらかじめ設定した日時に、大地震発生時と同様にブザー音を鳴らし、警告メッセージを表示させるものだ。日時の設定は、訓練日時を知らせる印刷物に掲載されたQRコードを読み取るだけで済む。設定した日時になるとブザーが鳴り、訓練メッセージが現れる。避難訓練開始の合図として利用できる。
開発には防災啓発提唱会議事務局が協力しており、北海道主催の「北海道シェイクアウト2014」や富士河口湖町主催の「富士河口湖町シェイクアウト訓練」をはじめ気象庁などが開催する緊急地震速報の訓練でも活用する予定だ。
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