大きくなった「iPhone」の使い勝手は? 旧iPhoneやiPad miniと比べてみた:「iPhone 6」ロードテスト 第1回(2/2 ページ)
「iPhone 6」の実力を測るロードテスト第1回は、4.7型に大画面化したディスプレイや端末のサイズ感に着目した。
大きい画面に慣れると小さい画面に戻れないは本当だった!?
片手操作はしづらくなってしまったが、大きい画面はやはり魅力的。よく「一度大画面を使い始めると、もう小さい画面には戻れない」という話を聞くが、まさにその通り。単純に文字が大きくなり地図もWebもSNSも見やすいし、写真や動画も迫力が全然違う。iPhone 5sからの乗り換えだとiPhone 6でも見やすさは格段にアップするが、iPhone 6 Plusはさらに別格。iPhone 6かiPhone 6 Plusかで迷っている人は、店頭でぜひ実際に見比べてから、片手操作を優先するか、見やすさを優先するかで選ぶといいと思う。
さらにiPhone 6 Plusには、iPhone 6にはないランドスケープ(横画面)表示機能もある。カレンダーやメールなど一部対応するアプリで、画面が2ペイン表示など大画面に適した表示になるのだ。この表示、iPad用のものと一緒かと思ったら、配置などが少し違っていた。どうやらiPhone 6 Plus専用の画面になっているようだ。
iPad miniとも比較 大画面スマホとタブレットはどちらが便利?
画面サイズが5.5型にもなると、7.9型のiPad miniとの違いも気になるところ。先ほどiPhone 6 Plusでは一部アプリでランドスケープ表示が可能と書いたが、ではiPad用のアプリがそのまま使えるかというと、残念ながらそうではない。「iTunes Store」ではiPhone用/iPad用でアプリが分類されているが、iPhone 6 PlusへダウンロードできるのはiPhone用。今後iPhone 6 Plusのランドスケープ表示に対応するアプリが増える可能性はあるものの、iPad用のアプリが使いたければ、やはりiPadまたはiPad miniを選ぶしかなさそうだ。
iPhone 6 PlusとiPad miniでは、ディスプレイのアスペクト比も違う。iPhone 6 Plusは16:9だがiPad miniは4:3。iPad miniで動画を表示すると上下に黒い帯が入るため、iPhone 6 Plusとそれほど変わらない再生サイズになってしまうが、逆にコミックなどを表示した場合は、iPad miniの方が断然読みやすい。iPhoneとしては、確かにかなり大きくなったiPhone 6 Plusだが、iPad miniとはやはり別モノという印象だ。
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