「Xperia Z4」の「料理モード」は、どれだけおいしそうに撮れるのか
プレミアムおまかせオートでようやく「料理」のモードが追加されたXperia Z4。その実力やいかに?
「Xperia Z4」のカメラでは、シーンを自動認識して画質を調整する「プレミアムおまかせオート」に「料理モード」が追加された。これまでも、マニュアルでは「料理」の設定は用意されていたが、プレミアムおまかせオートには料理モードはなかった。
Xperia Z1のころは、撮影した写真の青みが強く、「メシマズ写真」などと言われることもあったが、Xperia Z2/Z3では色味を調整することで、料理写真のクオリティも改善されつつあった。そんな中で、Xperia Z4では料理に特化した改善を施したというわけだ。
料理モードにすると、撮影中の画面に料理が映っていることを認識し、撮影後に「明るく鮮やかな画像にして、艶やかなフレッシュ感と立体感を再現する」(ソニーモバイル)という。これは、Xperia Z4があらかじめ多数の料理画像を学習していることで実現している。なお、マニュアルの料理モードでも同様の処理を行うという。
4月20日の発表会場で展示されていたケーキをXperia Z4とZ3で撮り比べて、それぞれの端末で表示した写真を並べてみたが、確かにXperia Z4の方が明るく、果物のみずみずしさが感じられた。実際の撮影データは入手できなかったが、Xperia Z4でいろいろな食べ物を撮影してみたいと思わせる出来だった。
ちなみに、プレミアムおまかせオートに料理モードを採用したのはXperia Z4が初めてで、サイバーショットは搭載していない。今回の機能改善は、料理を撮影することの多いスマートフォンならではだといえる。
上がXperia Z4、下がXperia Z3。それぞれの端末で撮影したケーキの写真を、どちらもディスプレイの輝度を最大にして表示させた。これだと分かりにくいが、Xperia Z4の方が鮮やかに撮れていた
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