iPhone・iPadのSIMロック解除、ドコモは準備OK! で、auとソフトバンクは……?:ふぉーんなハナシ
条件付きながら、2015年5月以降に発売する機種のSIMロック解除に応じ始めたドコモ。それはこれから出るであろう新しい「iPhone」や「iPad」も例外ではありません。では、KDDI(au)とソフトバンクはどうなのでしょうか……?
最近、(2台目の)「ARROWS NX F-04G」を機種変更で購入した筆者。機種変更時に使った契約で、SIMロック解除実績があり、かつ手続きから6カ月以上たっていた(記憶が確かなら、2014年6月に札幌の“すすきの”で手続きした)ので、すぐにSIMロックを解除できた。
SIMロック解除の手続きは上記の記事にもまとめたとおり、あっけないほど簡単だ。My docomoにログインしてから10分足らずでロック解除まで完了することができる。
ロック解除の過程で感心したこととしては、解除対象の端末に「iPhone」や「iPad」がすでに含まれていたことが挙げられる。もちろん、2015年5月以前に発売した機種(「iPhone 6」や「iPad Air 2」など)は対象外だが、これから出るであろうiPhoneやiPadの新モデルは、購入(または前回のSIMロック解除手続き)から6カ月経過すれば、いつでもSIMロック解除できるということだ。
実は、2015年5月以降に発売するiPhoneやiPad(Celluarモデル)でSIMロック解除に応じることを明言している大手キャリアは、今のところドコモダケ、もとい、ドコモだけだった。KDDI(au)やソフトバンク(旧ソフトバンクモバイル)はともに、SIMロック解除手続きの案内段階では「ノーコメント」だったのだ。
しかし、改めて両社の広報部に確認を取ったところ、従来とはちょっと違う反応が返ってきた。
KDDIでは、「iPhone(やiPad)も含めて、全ての端末に180日ルールを原則適用する」という回答を得ることができた。Android端末やフィーチャーフォンと同様に、購入から180日経過すれば、SIMロックを解除できるとしたのだ。
また、ソフトバンクでは、未発売の機種についてはコメントできないとしながらも、「(iPhoneやiPadを含めて)新端末がSIMロック解除に対応する場合は、発売までに公表する」として、完全なるノーコメントから一歩前進(?)した。
ともあれ、iPhoneやiPadでSIMロック解除に対応すれば、海外出張・旅行はもちろん、他のキャリア、あるは格安SIMへの乗り換えや併用がよりしやすくなる(接続設定は基本的にAndroid端末の方が簡単なのだが……)。今後の新iPhone・iPadの発表がますます楽しみになってくる昼下がりだった(買うとは一言も言っていない)。
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