iPhoneのホームボタンを長押しすると呼び出されるSiri。事前に設定しておけば、「Hey Siri(ヘイ、シリ)」とiPhoneに呼びかけることでSiriを起動できます。
Hey Siriは自動車を運転する場合など、ハンズフリーでiPhoneを使う際に便利です。このほか、付属する純正イヤフォンマイク「EarPods」のセンターボタンを長押しすることでもSiriは起動します。イヤフォンマイク越しならより普通の通話っぽくSiriに話しかけられますので、周囲に人がいても独り言には思われません(多分)。
またBluetoothヘッドセットの中には、バッファローの「BSHSBE34」(税別8400円)のように、Siriを呼び出せる機能ボタンを備えたものもあります。ちなみにAndroid端末と接続するとGoogle Nowが起動します。耳元のヘッドセットに手をやる必要がありますが、有線のイヤフォンマイクのようにコードがかさばらないのがメリットです。
BSHSBE34は、同社の片耳用Bluetoothヘッドセットではフラッグシップと呼べるモデルです。やや大きめのボディーに2つのマイクを使ったノイズキャンセル機能と、安定してBluetooth通信ができる金属製のアンテナを搭載。ワイヤレスヘッドセット利用時でも「VoLTE」の高音質通話が可能です。
さらに、NFC対応のスマホならBluetooth接続をかざすだけで行えるNFC tagや、接続状態などを日本語で読み上げる機能なども備えました。Battery Service Profileをサポートしており、iOS端末ならヘッドセットのバッテリー残量をピクト部分に表示できます。
本体サイズは、13(幅)×62(長さ)×26(奥行き)ミリ。イヤーピース込みの重さは11グラム。連続待受時間は最大194時間、連続通話時間は約6.7時間。最大8台までのマルチペアリングと、最大2台のマルチポイントが可能です。3サイズのイヤーピースが付属し、イヤーフックは向きの変更と取り外しができます。
手元のiPhoneとペアリングして使ってみたところ、ホームボタンの長押しに比べて若干レスポンスが遅くなるものの、確実にSiriを呼び出すことができました。もちろんSiriへの音声コマンドも、ヘッドセットに向かって話すことで行います。ただし、ヘッドセットに「Hey Siri!」と呼びかけてもSiriはなしのつぶて。Hey SiriはiPhoneに直接話しかけないと有効ではないようです。
Bluetoothの電波が届く範囲内であればSiriが起動できるこのヘッドセット。運転中などハンズフリー状態でも確実にSiriを起動したい場合や、自宅やオフィスでちょくちょくiPhoneを置きっ放しにしてしまうが、Siriでちょっとした調べ物をしたい――という場合に役立つかもしれません。
関連記事
- アンカー、IPX4の防水性能を備えたイヤフォン「Anker SoundBuds Sport」発売
アンカー・ジャパンは、IPX4相当の防水機能を備えたBluetooth 4.0対応イヤフォン「Anker SoundBuds Sport」を発売した。 - コスパに優れながら機能に妥協なし――「Bluetoothヘッドセット」
上海問屋が、マルチペアリング対応で2台までのBluetooth機器と接続できるBluetoothヘッドセットを発売した。価格は1799円。 - LGエレ、Bluetoothステレオヘッドセット「TONE INFINIM」「TONE+」を9月11日に発売
LGエレクトロニクス・ジャパンは、軽量さやスタイリッシュデザインで人気を集めるBluetoothステレオヘッドセット「TONE」シリーズから「TONE INFINIM」と「TONE+」を9月11日に発売する。 - ツーリング中に仲間とお喋り――「ヘルメット用 Bluetoothヘッドセット」
上海問屋が、ヘルメットに取り付けられるBluetoothヘッドセットを発売した。価格は6499円。 - ソニーモバイル、高音質の音楽&通話を楽しめるワイヤレスヘッドセットをXperia Store限定発売
ソニーモバイルコミュニケーションズが、耳にフィットするオーバーヘッド型の軽量ワイヤレスヘッドセットを発売。ハンズフリー通話や高音質の音楽も楽しめる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.