「SPAJAM2016」東京D予選、最優秀賞は家族間のスマホで仮想のネコを飼える「エアねこ」
「スマートフォンアプリジャム2016」の東京D予選が6月11日〜12日にかけて開催。「家族」をテーマにアプリ開発を行い、最優秀賞はチーム「kirinsan.org」のアプリ「エアねこ」となった。
モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)とスマートフォンアプリジャム2016実行委員会は、6月11日〜12日に「スマートフォンアプリジャム2016(SPAJAM2016)」が東京D予選を行った。
予選には専門学校生、大学生、大学院生、社会人などの合計11チームが参加し、「家族」をテーマにアプリを開発。最優秀賞はチーム「kirinsan.org」のアプリ「エアねこ」が受賞した。
エアねこは「ペットも家族である。なにもリアルな動物だけがペットでない。家族を作り出す」というコンセプトのもと、家族のスマートフォンで仮想のネコをシェアして飼えるアプリとして開発。デモでは4台のスマートフォンの中を行き来するネコを表現し、スマートフォンを振って「ねこじゃらし」で遊ぶなどの体験も行える。
また、冷蔵庫にBLE(Bluetooth Low Energy)デバイスを仕込んで、餌の時間に冷蔵庫を開けた人との親密度が上がるという現実世界とのリンクも実現。Twitterアカウントの設定で、勝手に「にゃー」とツイートするなど予想に反した行動をするネコの習性も再現している。ユニークな発想と複数端末間のリアルタイムに連動したシェア機能、デバイスとの連携、SNSの連携といった豊富なアイデアとその実装などが高い評価を得て最優秀賞に選ばれた。
優秀賞には「churrasco」「ポニョポニョ」「有本愉快な仲間たち feat. DigitalQuest 山下」の3チームが選出され、最優秀賞のほか全国の予選で優秀賞となったチームから最大2チーム、学生チームの中から学生枠として1チームが本戦出場権を獲得。東京D予選で予選は全て終了となり、本選への参加者が後日発表される。
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