ファーウェイ、SIMフリーモバイルルーター「HUAWEI Mobile WiFi E5577」を4月7日発売 9980円
ファーウェイ・ジャパンが、SIMロックフリーのモバイルルーターの新機種を発売する。モバイル通信はNTTドコモやソフトバンクのネットワークに対応しており、下り最大150Mbps(理論値)で通信できる。
ファーウェイ・ジャパンは4月7日、SIMロックフリーのモバイル無線LAN(Wi-Fi)ルーター「HUAWEI Mobile WiFi E5577」を発売する。想定販売価格は9980円(税別)で、同社の直販サイトなどを通して販売する(詳しくは後述)。
E5577は、96.8(幅)×58(高さ)×17.3(奥行き)mmのボディーに3000mAhのバッテリーを内蔵している。LTE通信時の連続待受時間は約600時間、連続通信時間は約12時間(ともに公称値)となっている。別途USB On-The-Go(USB OTG)ケーブルを用意すれば、スマートフォンなど別のUSB機器に給電することもできる。重量は約112gだ。
モバイル通信の対応通信規格・通信周波数帯(Band)は以下の通り。なお、SIMカードのサイズは「標準」だ。
- FD-LTE:Band 1/3/5/7/8/19/20
- W-CDMA:Band 1/2/5/6/8/19
- GSM:850/900/1800/1900MHz帯
日本国内での利用では、NTTドコモのBand 19(800MHz帯)やソフトバンク(Y!mobile)のBand 8(900MHz帯)といったいわゆる「プラチナバンド」に対応しており、より広いエリアで使えることが特徴だ。なお、LTE通信時の最高通信速度は下り150Mbps、上り50Mbps(ともに理論値)となっている。
Wi-Fi通信はIEEE 802.11a/b/g/n(2.4GHz帯・5GHz帯)に対応している。最大10台の機器を接続可能で、最大通信速度は300Mbps(理論値)となる。USB端子(Micro B)を介したUSBテザリングにも対応しており、Wi-Fiの電波が混雑している場所でも安定した通信を期待できる。
本体には最大32GBのカードに対応するmicroSDHCスロットを備えており、スマートフォンやタブレットの写真データ用データストレージとして使うこともできる。なお、この機能をスマートフォン・タブレットで利用するには、Huaweiが提供するWi-Fiルーター管理用アプリ「HUAWEI HiLink」(Android用/iOS用)をインストールしておく必要がある。
販路
E5577は、同社の直販サイト「ファーウェイ・オンラインストア」(楽天市場)のほか、以下の大手家電量販店、Web通販サイトやMVNOで販売する。
家電量販店(Web通販も含む)
- 上新電機
- ノジマ
- ピーシーデポ
- ビックカメラ
- ヤマダ電機
- ヨドバシカメラ
Web通販サイト
- Amazon.co.jp
- ひかりTVショッピング
- NTT-X Store
- Caravan Yu
- E-TREND
- ムラウチドットコム
MVNO
- イオンモバイル
- DMM mobile
- 楽天モバイル
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