今日から始める「Apple Pay」生活 iPhone 7/7 PlusでSuicaを使う方法:初期登録からタッチ&ゴーまで(3/4 ページ)
「Apple Pay」の魅力の1つが、Suicaを利用できること。iPhoneだけで改札を通ったり、電子マネーで買い物をしたりできる。今回は「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」でApple PayのSuicaを利用する方法について紹介しよう。
Suica定期券を登録する
乗車駅、降車駅のどちらかがJR東日本のSuicaエリア内であれば、Apple Pay Suicaで定期券も利用できる。Suicaカードを読み取って登録する方法のところでも紹介したが、通勤・通学(大学・専門学校生用)Suica定期券なら同様に読み取って登録することが可能だ。
Suica会員登録をしていれば、Suicaアプリで定期券を新規購入・継続・払い戻しできる。ただし、通学定期券(大学・専門学校生用)を新規発行する場合は、「通学定期券予約申込書」を記入、プリントアウトして、学校で発行してもらった「通学証明書」と一緒にコールセンターに郵送するなど手間がかかる。通学定期券は駅で普通に発行してもらい、iPhoneで取り込んで使う方が簡単なようだ。年度内であればSuicaアプリで継続購入ができる。
一方、通勤定期券はSuicaアプリで比較的簡単に新規発行できる。アプリを開き、Suica一覧で画面右上の「+」ボタンをタップして「Suica定期券」メニューにアクセス。Suica定期券の名称を入力し、利用するクレジットカードを登録。経路や使用開始日(14日前から指定できる)、期間などを設定し、決済する。買い物で使う電子マネーのチャージも行える。
また、すでにApple Payに登録されているSuicaを選択し、定期券情報を追加することも可能だ。
以上のような方法でSuicaをiPhoneに登録したら、iPhoneをかざして改札を通過できる。ただ、SuicaカードやAndroid端末・フィーチャーフォンのモバイルSuicaと違って、Apple Pay SuicaはiPhoneに電源が入っていないときや、iPhoneのバッテリーが切れてしまったときは利用できない。改札内でiPhoneのバッテリーが切れたときは、改札窓口に申し出ることになるので注意したい。
また、改札の読み取り機にはiPhoneの先端部分をかざそう。iPhoneケースにSuicaカードを入れていたときのクセで背面を当ててしまうと、読み取りエラーになることもあるようだ。
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