「wena wrist」のバンドでお気に入りの腕時計をスマートウォッチ化させてみた(3/3 ページ)
ソニーのスマートウォッチ「wena wrist」のバンドが単品で発売されました。このバンド部分にはセンサーやFeliCa機能を搭載しているので、好きな時計に付け替えれば、スマートウォッチとして使えるようになります。バンド+お気に入りの腕時計の組み合わせを試してみました。
アプリで活動量をチェック
wena wristは、通知機能や電子マネー機能のほかに、活動ログの記録機能があります。活動ログは歩数、消費カロリー、距離の3つだけですが、受信した通知の記録と楽天Edyの利用記録もみられます。
アプリ「wena」では、「アクティビティ」「ダッシュボード」「通知」の2つのタブがあります。ダッシュボードを開けば、Edyの残額、歩数、バッテリー残量、通知タイミングの全てをチェックできるようになっています。
活動量計としては、専用デバイスとアプリのようなガイドなどはありませんし、眠りの状態も分かりません。しかし、歩数計機能があれば十分という方には申し分ないはずです。時間ごとの歩数や長期の活動量を見ながら、今の自分をアクティブにするという目的は十分果たせるので、活動量計も使ってみたかったという方にぴったりでしょう。
自分の睡眠について知りたくなったら、スマートフォンの目覚まし時計を兼ねた睡眠系アプリを使うか、寝るときだけ使う専用のデバイスを活用するという手もあります。
好きな腕時計をスマートウォッチとして使ってみよう
スマートウォッチに憧れはあるけれど、やっぱり自分の使っている腕時計が一番だと思っている方は、ラグ幅を確認してみてください。もし18、20、22mmならwena wristが使えます。交換したその日から、あなたの腕時計はスマートウォッチです。
ちなみに、wena wristにはステンレス素材「SUS316L」が使われており、やや厚めのステンレスベルトになっています。装着すると本体とバックル部分が重なる状態になり、手首の下側になります。筆者が使っている限りでは、タイピングで不快に感じることはありませんでした(重量感はあります)。しかしたまにぶつかってしまうことがあり、当たりやすい部分に傷が付いてしまいました。
wena wristは完全に停止した状態になると、自動的に歩数計機能の消費電力を最小限に抑えます。デスクワーク時は手首から外すなどすれば、1週間以上のバッテリー持ちが期待できます。さらにおサイフ機能と通知機能のみを使用する場合は2週間、おサイフ機能のみでは約1カ月までバッテリー持ちを延長できます。
タイピング時に気になる方は、むしろ積極的に外しておくことで充電の手間が省けるかもしれません。
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