ほぼ“正方形” ユニークなボディーデザインの音楽ケータイ「Music PORTER」(懐かしのケータイ)
音楽再生機能とドコモ初のFMラジオチューナーを内蔵したMusic PORTER。折り畳むとほぼ正方形になるボディ形状が特徴的で、手軽に「ケータイで音楽」を実現するオールインワンパッケージが嬉しい端末でした。
思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、NTTドコモの三菱電機製ケータイ「Music PORTER」(D253iWM)です。
Music PORTERは、音楽再生機能を備えた折り畳み型のmova(PDC:2G)ケータイです。型番のWMは「with music」の意味で、2000年に発売されたSO502iWM(ソニー製)以来、ドコモでは4年ぶりとなるミュージックケータイでした。
当時はやっていたポータブルMDプレイヤーを意識した正方形に近いボディデザインが特徴で、ディスプレイを横長に配置するなど、見た目のユニークさが目を引く端末でした。
メモリースティックDuoに保存した楽曲データを再生でき、音楽を聴きながらメールやiモードを操作することが可能でした。付属のリモコン付きイヤホンで再生操作ができるほか、着信時には応答/終話の操作もできました。
音楽データはPCを使いCDから作成、付属のUSBケーブルでPCと繋ぎ、Music PORTERに転送するというスタイルで、音楽データの作成・転送に利用するソフトとして「BeatJam」が付属しています。メモリースティックDuoも付属していて、Music PORTERで音楽を聴くために必要なものがすべて同梱されたオールインワンパッケージというのもポイントでした。
また、ドコモ端末としては初めてFMラジオチューナーを搭載した端末でもありました。
「Music PORTER」(D253iWM)の主な仕様
- 発売日:2004年12月10日
- キャリア:NTTドコモ
- メーカー:三菱電機
- サイズ:約59(幅)×76(高さ)×25(奥行き)mm
- 重量:約100g
- メインディスプレイ:1.8型(220×176ピクセル)全透過型TFT液晶 26万2144色
- アウトカメラ:有効約31万画素CCD
- ボディーカラー:RED、WIHTE、BLACK
(機材協力:携帯市場)
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