119番通報と同時にSOS発信できる「Coaido119」、全国で利用可能に
Coaidoは、2月28日に緊急情報を共有し、119番通報と合わせて周囲に助けを求められるアプリ「Coaido119」の利用可能エリアを全国に拡大。併せて「心停止地域救命率マップ<全国版>」を公開した。
Coaidoは、2月28日にiPhone向け緊急情報共有アプリ「Coaido119(コエイド119)」の利用可能エリアを全国に拡大した。アプリのダウンロードは無料。Android端末も将来的な対応を予定している。
本アプリは、119番通報と同時に周囲にSOSを発信できるというもの。救急車が到着するまでの約10分間、事前登録した医療有資格者や救命講習受講者、AED設置者へ救命ボランティアを要請できる。2017年8月〜2018年1月に豊島区で行った実証実験を経て、利用可能エリアを全国に拡大した。
通報時のセルフトリアージで「軽いけが/症状/相談」を選択した際、端末の位置情報を使って現在地の都道府県の相談ダイヤル、医療機関の案内サービスが自動表示される機能も全国対応している。
現在、アプリにAED設置場所情報を掲載しているのは豊島区のみ。SOS発信地の周囲のAED設置施設へ自動で発生情報を即時伝達する「AEDエリアコール」の受信登録は池袋駅周辺の27施設のみ対応。AED設置場所情報の掲載、「AEDエリアコール」の受信登録、ユーザー登録促進プロモーションなどの地域実装についてはパッケージでの有償提供となる。
あわせて、アプリ公式サイト上で「心停止地域救命率マップ<全国版>」を公開。本図表はCC BY-NDライセンスの元、作成者のクレジット表示および改変しないことを条件に営利目的で自由に利用できる。
関連記事
- 同じ空間にいる人と出会える マッチングアプリ「CROSS ME」に新機能
サイバーエージェントは、すれ違いマッチングアプリ「CROSS ME」へ新機能「CROSS ME SPOT」を追加。Beaconを活用して同じ空間にいる人同士をアプリ内に表示し、マッチングするとメッセージの送受信が可能となる。 - Google、選んだ相手に居場所を知らせるアプリ「Trusted Contacts」公開
Googleが、Latitudeのような位置情報に“パーソナルセーフティ”機能を追加した新アプリ「Trusted Contacts」を公開した(日本はまだ)。自分の位置情報へのアクセスを認めた信頼できる相手にだけ、相手がリクエストすると位置情報を通知できる。 - ソフトバンク、災害時に家族の居場所を確認できる「みまもりマップ」を5月以降に提供
ソフトバンクは、災害発生時などに家族間の居場所をマップで確認できるほか、安否情報の確認・共有を行える「みまもりマップ」を5月以降に提供開始する。 - お互いの居場所をリアルタイムで確認できる位置情報共有サービス「LINE HERE」提供開始
LINEは、アプリをインストールしているユーザー間でお互いの居場所を探せるリアルタイム位置情報共有サービス「LINE HERE」を提供開始した。 - ヤフー、国内向けに位置情報共有アプリ「Life360」を提供開始
ヤフーは、家族や友達などの位置をリアルタイムに把握できる情報共有アプリ「Life360」を日本国内向けに配信開始した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.