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メガネいらずで立体映像が楽しめる! 3D液晶搭載ケータイ「mova SH505i」(懐かしのケータイ)
シャープ初の「mova 50xi」シリーズ端末となった「mova SH505i」。3D液晶や世界初のminiSDメモリーカードスロットを備え、QRコード読み取りやOCR機能に対応したメガピクセルカメラを搭載するなど、機能が“盛りだくさん”でした。
思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、NTTドコモのシャープ製ケータイ「mova SH505i」です。
2003年に発売されたSH505iは、シャープ初の50xiシリーズ端末です。
裸眼で3D表示を楽しめるディスプレイを搭載していて、対応した待ち受け画面などを立体的に表示できるほか、撮影した写真を3Dに変換することもできました。
2002年11月に発売された「SH251iS」も3D液晶を搭載していましたが、SH251iSが「2.2型・176×220ピクセル」だったのに対し、SH505iでは当時としては最大級の「2.4型240×320ピクセル」に進化していて、より大画面・高精細な立体画像を楽しむことができました。
カメラ機能ではQRコードの読み取りや、印刷物などからURLなどを読み取ってテキストデータ化できるOCR機能などにも対応していました。
簡易的なマルチタスク機能にも対応していて、メール作成中に電話帳を呼び出してコピー&ペーストしたり、通話中にスケジュールの確認をしたりすることができました。
機能盛沢山だったため忘れられがちですが、世界で初めてminiSDメモリーカードスロットを搭載したケータイでもありました。
「mova SH505i」の主な仕様
- 発売日:2003年6月20日
- キャリア:NTTドコモ
- メーカー:シャープ
- サイズ:約50(幅)×102(高さ)×24(奥行き)mm
- 重量:約125g
- メインディスプレイ:2.4型(240×320ピクセル)システム液晶 26万2144色
- サブディスプレイ:1.2型(96×64ピクセル)STN液晶 6万5536色
- アウトカメラ:有効約100万画素CCD
- ボディーカラー:アトランティックブルー、シベリアンシルバー、ニューヨーカーブラック
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