JapanTaxi、キャッシュレス決済機付きのタクシー向けタブレットを順次全国展開
JapanTaxiはクレジットカードや交通系IC・電子マネーなど複数決済が可能なカードリーダー端末と、広告タブレットが一体化したタクシー向け「決済機付きタブレット」を9月から順次全国展開する。QRコード決済に対応した「広告タブレット」と合わせ、全国で合計5万台の搭載を目指す。
JapanTaxiは9月3日、独自開発したタクシー向け「決済機付きタブレット」を順次全国展開すると発表した。既存の「広告タブレット」と合わせて、2020年までに全国で合計5万台(タクシー車両の4台に1台)への搭載を目指す。
決済機能付きタブレットは、デジタル広告コンテンツ「TokyoPrime」の表示と各種コード決済に対応する広告タブレットに、クレジットカード(磁気・接触IC対応)や非接触ICカードに対応する決済端末を統合したことが大きな特徴。乗客が自分でキャッシュレス決済方法を選択できることがメリットだ。
対応する決済方法は以下の通り。ただし、コード決済については、地域によって対応しないブランドがある。
- クレジットカード(Visa/Mastercard/JCB/銀聯/American Express/Diners)
- 交通系ICカード(Suica/PASMO/Kitaka/TOICA/manaca/ICOCA/SUGOCA/はやかけん/nimoca)
- 電子マネー(iD/QUICPay/楽天Edy/WAON/nanaco)
- コード決済(JapanTaxi Wallet/Origami/Alipay/WeChatPay)
表示言語は日本語の他、英語、韓国語と中国語に対応する。
同社では550万のダウンロード数を誇るタクシー配車アプリ「全国タクシー(9月12日から「JapanTaxi」へ名称変更)」を展開。タクシーのキャッシュレス化を推進しており、2017年から広告配信を行うタブレットにQRコード決済機能を搭載した「JapanTaxi Wallet」も展開している。
JapanTaxi Waltはタクシー車内でスマートフォンを使いQRコードを読み取れば決済が完了する利便性から、サービス開始から現在までの利用回数は60万回以上を突破している。
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