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料金プラン改定を見越して? ドコモがオンラインショップで“攻勢”/PayPayキャンペーン第2弾Mobile Weekly Top10

NTTドコモが、自社のオンラインショップにおいて価格攻勢を仕掛けています。期限が5月31日までということを鑑みると、単に「学割」需要をあてこんだキャンペーンというだけではないような気もして……。

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 今回のITmedia Mobile Weekly Top10は、2019年2月4日から2月10日までのアクセスを集計し、ランキング化しました。

ドコモオンラインショップのキャンペーン
ドコモオンラインショップのキャンペーン

 今回のランキングでは、NTTドコモが運営する「ドコモオンラインショップ」に関する記事が2つトップ10入りしました。

 現在、ドコモオンラインショップでは「指定機種の5182円(税込)引き」「端末購入サポートによる指定機種の大幅割り引き」「端末購入者に対するポイント抽選プレゼント」の3つのキャンペーンを開催しています。いずれも期間は5月31日までです。

 この「5月31日」という期間設定なのですが、ちょうど今シーズンのドコモの学割の終了日に当たります。携帯電話市場における一番の需要期に、新規契約や機種変更を増やすという狙いがあるのでしょう。

 ただ、「実施を(2019年度)第1四半期の後ろの方に持ってくることを考えている」(NTTドコモ吉澤和弘社長)という新料金プランに絡んだ動きも影響したキャンペーンとも考えられます。現在ドコモが検討している新料金プランは、端末購入に伴う通信料金の割り引きがない、いわゆる「分離プラン」。導入後は従来通りのやり方での「割引」がしづらくなるため、ある意味の「駆け込み需要」を狙って始めたようにも見えるのです。

 ともあれ、特にオンラインショップで顕著なドコモの“攻勢”。他の2キャリアはどのように対抗するのでしょうか。ショップでの価格動向に注目したいと思います。

PayPay
今日(2月12日)から始まった、PayPayの第2弾100億円キャンペーン

 今日(2月12日)から「第2弾100億円キャンペーン」が始まる決済サービス「PayPay」に関する記事も、2つランクインしました。

 10位の記事「なぜキャッシュバック条件を変えた? 残額不足時の挙動はどうにかならない?――PayPay発表会 一問一答」でも触れましたが、良くも悪くもPayPayは注目を集めています。そのおかげで、コード決済が持つ可能性と課題が一気に見えたようにも思います。

 現在、乱立気味のコード決済サービスですが、キャッシュバックに“よらない”利便性をどれだけ提供できるかが、普及の鍵の1つになると思われます。今後、各サービスがどれだけ切磋琢磨できるかが重要……なのですが、これだけサービスが乱立していると、加盟店側も混乱しそうな気がします。今後、クレジットカードのように「アクワイヤラー」(決済を一手に引き受ける企業)が出てくるのでしょうか。注目です。

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