iPhoneで「メルペイ」を使ってみた チャージ方法から使用感までをレポート(2/2 ページ)
フリマアプリ最大手「メルカリ」が、スマホ決済の「メルペイ」を2月13日に提供開始した。最大の特徴は、メルカリの取引による「売上金」を、コンビニやレストランなどの実店舗で利用できること。早速iPhoneで使ってみた。
メルペイで買い物する
iPhoneに登録したメルペイを使ってお店で買い物をしてみた。
まずは、サイドキーを2回押して「Wallet」アプリを起動する。次にメルペイの電子マネーを選択して「Touch ID」または「Face ID」で認証する。
お店の人には「支払いはiDで」と伝える。試しに「メルペイで支払う」と伝えたが通じなかった。iPhoneをリーダーにかざすと支払いが完了する。
メルペイを使ってみて
メルペイの使い勝手はシンプルだ。iDを利用したことが過去に何度かあれば戸惑うことなく利用できるだろう。ただ、銀行口座からチャージして使うだけであれば、他にも同様のサービスがあるので魅力を感じない。メルカリで売ったお金をコンビニやスーパーなど日々の買い物に使えるからこそメルペイの真価が発揮される。わがままを言うと、iD以外にもQUICPayなどの選択肢があればうれしいところ。
メルペイの支払いに伴う手数料も無料なので、少額決済でも気にせず現金のように使える。売上金とポイントを1つのアプリで管理できるのも魅力的だと感じた。
冒頭では述べなかったが、メルペイが20日に開催した「MERPAY CONFERENCE 2019」では、この春からメルペイに「後払いサービス」を提供するとの発表があった。「後払いで服を購入して、要らなくなったらメルカリで売却し、その売上金で商品の購入代金を支払う」というようなイメージだ。
本格的にサービスを開始したメルペイだが、他社との差別化をしながらも、どのようにユーザーを拡大していくのかにも注目したい。
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