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「iPhone 12」シリーズは何が進化した? iPhone 11シリーズとスペックを比較する(2/4 ページ)

iPhone 12シリーズの4機種は、前モデルのiPhone 11シリーズから何が変わったのか。シリーズ共通の違いと、11と12/12 miniの違い、11 Pro/11 Pro Maxと12 Pro/12 Pro Maxの違いを見ていきたい。サイズ感やカメラはどう変わったのか。

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iPhone 12/12 miniとiPhone 11の違い

 続いて「iPhone 11」の後継機に相当するiPhone 12/iPhone 12 miniとの違いをチェック。

iPhone 12
左からiPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 11

より薄く、軽くなった

 iPhone 12 miniは幅64.2mmなので、現行スマートフォンの中では名前の通り「小型」の部類に入るが、iPhone 12の幅が71.1mmはiPhone 11の幅75.7mmよりも細い。高さも12は4.2mm短く、奥行きは1.1mm薄くなっている。重量が32g軽くなったことも特筆すべき点だ。12 miniは言わずもがなだが、iPhone 11から12に乗り換えたユーザーも「小さく軽くなった」と感じるだろう。

液晶から有機ELに

 iPhoneの標準モデルに位置付けられるiPhone 11や「iPhone XR」は、Liquid Retina HDディスプレイ(液晶)を採用していたが、12では全モデルがSuper Retina XDRディスプレイ(有機EL)に変更。より高コントラストになり、HDRの写真や動画を表示すると最大輝度が標準の625ニトから1200ニトにまで増す。解像度も上がっており、画素密度はiPhone 11の326ppiに対してiPhone 12は460ppi、iPhone 12 miniは476ppiにまで向上。写真や動画を拡大した際に、より精細に表示できるだろう。

カメラはより明るく撮影できるように

 1200万画素の広角+超広角カメラという構成はiPhone 11と同じだが、F値が1.8から1.6になり、27%多くの量の光を取り込めるようになった。また、広角カメラだけでなく超広角カメラにもナイトモードとDeep Fusion(機械学習を用いて、露出の異なる画像を複数撮影して合成処理する技術)に対応する。HDRは「スマートHDR 3」に進化し、機械学習を用いてホワイトバランス、コントラスト、質感、彩度を最適に調整してくれる。

iPhone 12
背面にデュアルカメラを搭載

連続使用時間と価格

 連続使用時間はiPhone 12と11でほぼ同等。ビデオ再生(ストリーミング)が11の最大10時間から最大11時間に伸びた。iPhone 12 miniはサイズダウンした影響か、連続使用時間はiPhone 12/11よりは短くなっている。

 発売当初の価格を比較すると、実はiPhone 12 miniとiPhone 11は全く同じで、64GBの7万4800円(税別、以下同)からとなっている。iPhone 12は12 miniより1万円強高く設定されている。

iPhone 12
iPhone 12/12 miniとiPhone 11の違い

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