1億800万画素の「Galaxy Note20 Ultra」がどんなにウルトラなのか試してみた:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/5 ページ)
Galaxyシリーズの中でフラグシップとなる「Galaxy Note20 Ultra」。メインカメラには1億画素のセンサーが搭載されているが、これと超広角、広角、望遠のカメラを使って撮影した画像について、その機能とともに比較してみた。
5xカメラでの連写は迫力ある絵作り
広角に続いては5xの望遠カメラ。35mm判換算判換算で123mm相当。レンズの絞り値はF3.0。正面から入った光を90度曲げで横向きにセンサーがついている屈曲光学系(ペリスコープ型)を採用している。
これがなかなか高画質。レンズがちょっと暗い上にセンサーが小さいので、高感度には弱いけど(標準ISO感度はISO25)、昼間なら素晴らしい高画質だ。
さらに、10x、20x、50xと上げていってみる。
10xは実に優秀でけっこう使えそう。20xだとちょっとデジタルズーム感が出てきちゃう。
10xなら常用できるレベルだ思う。
そんなわけで、小さな川の対岸にちょこんと座ってたサビネコ。5xでもちょっと遠かったので10xで捉えてみた。
望遠カメラはセンサーが小さい分、ISO感度も低めに抑えられているので、ちょっと暗くなるとシャッタースピードが落ちる。だから万能ではないけれども、スマートフォンで撮る望遠のクオリティーとしてはかなりいい。
フェンスの向こう、放し飼いにされている鶏群の中に七面鳥が混じっていたので、5xの望遠で撮ってみた。
5xの望遠なら電車を撮るのもいいかも、と連写に挑戦。秒20コマ近い速度で100コマまで撮ってくれる。連写はシャッターボタンをタップしないで触ったらそのまま横にスライドさせてホールド。慣れないとさっと連写に入れないかも。
その中の1枚をセレクト。
超広角カメラは13mm相当
最後は超広角カメラ。35mm判換算で13mm相当という超広角。これは今までと基本的に変わらないので特にコメントなし。多くのスマートフォンが16mm前後な中、もっと広い範囲が撮れるのはいい。
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